不正の発生! 会計監査を行いなさい!
年商5億円までは 創業社長一人で奮迅の努力、
活動をすれば規模も収益も上がります。
しかし、10億、30億 80億 150億と成長拡大していこうと思えば、
自分の分身、片腕、信用できる人材がどうしても必要となります。
中堅企業創出の道は、人材を発掘して、
信用するところから始めなくてはなりません。
しかし、世の中の経営で
なかなか人を信用できない性格、性質の人が多くいらっしゃいます。
「任せた」「まかした」と言っても自分と同じような価値判断がなく、
結果も思ったことと違う「己が」やった方が早くて正確だ!
と言って、他人様を使えない。
任せて信用していたにもかかわらず
「退職してしまった」「ライバルに行った」「不正され、ごまかされた」
様々なトラウマに悩んだという経験の持ち主もいらっしゃいます。
過去に多くのトラブルを見てきました。
経理も生産技術、能力もピカイチ、
外から見ても良質の人材と思っていた人物が
下請業者と組んで不正利益を私していた。
銀行出身者として信頼していた人物に社長として派遣した子会社で、
経理と一緒になって、5年間で3億円の不正を働いていた事実。
この時間でもあなたの会社で行われているかもしれませんが、
不正トラブルは常に発生していますね。
零細からたたき上げ、
急成長した会社には基本ルールやマニュアルがありません。
すなわち、人事異動がなく数値のオープン化もない。
幹部クラス人材が、営業と経理の責任者を人で兼務して
チェックが全くきかない。
組織的に分業がされていないことがあるのです。
「人は信用して使いなさい。しかし 人の行動まで信用してはいけません」
社内の人間をチェックするのは苦手です。
そのためには外部に頼んで、
数値監査業務はお金を払ってでもやっていただきたいのです。
わが社でも東南アジアの子会社の会計監査の依頼を受けて
海外に出かける業務が入ってまいりました。
常に外部の目で管理に未熟なところがあれば改善する。
業務に関して、お互いがチェックする体制にしておかなくては、
規模の拡大だけ目指しても危険です。
(井上和弘)
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