美術品を減価償却してください②
3月決算の会社は、決算作業の時期を迎えています。
もう一度、美術品の減価償却について、
確認しておいていただきたいです。
過去に取得した美術品を減価償却する場合、
耐用年数は、次の通りです。
(1)室内装飾品のうち金属製のもの……… 15年
例えば、金属製の彫刻
(2)その他のもの………………… 8年
例えば、絵画・陶磁器・彫刻
減価償却の方法としては、定額法か定率法が選べます。
定率法のほうが、最初のうちは、減価償却費の金額が大きくなります。
たとえば、100万円の絵画を減価償却する場合、
定額法なら、毎年12.5万円の減価償却費です。
いっぽうで、定率法なら、
初年度、25万円
2年目 19万円
3年目 14万円
と最初の3年で約6割の償却が終わります。
また、ある方から、
「現在、倉庫に眠っている美術品も、
減価償却できますか?」と質問を受けました。
こちらも減価償却できます。
一応、必要な維持管理が行われており、
いつでも展示可能な状態にあるもの、
という条件付ではありますが、
たいがいは、問題なく減価償却できるでしょう。
ちなみに、30万円未満の美術品については、
一括償却が可能です。
(ただし、一括償却の合計額が、年間300万円までです)
(福岡雄吉郎)
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