なぜ 私は自社株の相続税 ゼロを薦めるのか? 考えるのか?
税金は取りやすい所から取ろうとする
次の担い手に自社株を相続しようと考える時、
自社株の評価が高い事に頭を痛める方が実に多い。
まともな社長なら 自社の業績を良好に保ち、
収益を高くならしめようと日夜 本当に努力されています。
創業(承継でも同じ)して、30年、40年たち、
己の年齢も70歳に近くになった時、体力の衰えを感じます。
いくら周りの人から「お元気ですね!」と言われても、
昔から比べると体力だけは衰えを自覚してしまいます。
その上、友人の死に会ったりすると、
いよいよ「次の者に渡さねば・・・・・」という考えが頭をよぎります。
日頃考えない事ですが、資本金がいくらで
自分が何%所有しているのか。その価値はどれほどのものか?
剰余金がたまり、純資産はいくらになっているのか?
資本金額の何倍になっているのか?・・・・ など
今、まさかという死亡でもすれば、
後継者は何億という相続税を支払わねばならないと
ある日、税理士さんに言われます。
税務が解らない社長にとって、
この剰余金は、ようやく法人税を支払って残った金額、
これを次の者に渡す時に、又 税金を取られるとは,二重課税であると怒ります。
剰余金は、お金ではなく金額なのです。
それらは、すでに土地や建物や設備、在庫等々に使われているのです。
平素、固定資産税等々を支払っている上に、
まだ、それに税金をかけるとは・・・・
そんな無茶な! と言いたくもなります。
現実に野党の政治家も経済音痴のフリージャーナリストも
金持ちから税金を取れ! といつもいっているではありませんか!
金持ちが貯めたお金をタダで子供達にわたすとは何事か!
といつも妬み、僻み、感覚でおっしゃる。
日本は、鎌倉、室町、江戸、明治以来 常に税金を取り立てています。
お上は取りやすい所からとって、
役人は豊かに暮らそうと考えているのではないでしょうか?
(井上和弘)
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