まだできます!即時償却
以前のブログで、
「基幹システムの入れ替えなど、
ソフトウエアに投資した場合は、
平成29年3月までなら、100%即時償却できます」
と申しあげました。
先日のセミナーで、ある会社から、
「当社も、つい先日、5億円投資した基幹システムを
稼働させました。でも、50%の償却でした。
100%償却は、もうできないんじゃないですか?!」
と、財務担当の役員から質問を受けました。
「そうですか~。ところで、
御社の資本金はおいくらでしょうか?」
「はい、当社は5億円です。」
「あー、だからですね!
資本金が1億円超えたら、即時償却できないのですよ!」
「即時償却はもちろんですが、外形標準課税や留保金課税など、
資本金が大きいことで、払う税金は多くなっていますよ。」
「・・・検討してみます」
中小企業の多くは、資本金が1億円以下です。
だから、これから設備投資をする場合は、
もう一度、即時償却できないか、
検討していただきたいのです。
○機械装置(1台あたり160万以上)
○事務処理の能率化、製品の品質向上に貢献するもの
たとえば、
・測定工具、検査工具
・電子計算機
・インターネットに接続されたデジタル複合機
・試験又は測定機器
○ソフトウエア(基幹システムなど)
これらが、即時償却の対象です。
即時償却できなくても、
空調等の設備投資は、50%の特別(上乗せ)償却できます。
50%でも、効果は大きいですね。
即時償却制度の延長は予定されていません。
是非とも、もう一度、
経理マンあるいは顧問税理士に
「当社で使える即時償却はないの?」
と確認ください。
(福岡雄吉郎)
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