名義株のトラブル④
名義株とは、
「他人の名義を借りて、株式の引き受け、払い込みが行われた株式」
を指します。
もしあるのなら、早急に解消しなければなりません。
ここでは、名義株解消のための方法をご説明します。
3.名義株を解消するための交渉
調査した結果、名義株の存在が明らかになれば、
名義人にその事実を認めてもらうことが大切です。
名義人が「自分が持っているのは名義株で、
名前を貸しただけだ」と記憶している場合は、
株主名簿を書き換えるだけです。
特に何の問題も起きないでしょう。
問題なのは、名義人が名義株として認識していない場合、
つまり「自分は真の株主だ」と主張してくる場合です。
人間の記憶というのは、とてもあいまいです。
最初のうちは、名義株だという認識を持っていたとしても、
時間が経つにつれ、
「あれは、自分がお金を振り込んだはず。
自分は、正真正銘の株主だ」と、
記憶がすり替えられてしまう可能性も十分にあります。
まして、その名義人に相続が発生した場合、
相続人は過去の経緯などよくわかっていません。
だから、こうなると交渉は、確実に難しくなります。
このとき、名義株の解消方法としては、
大きく3つあります。
①株式の買戻し
②株主名簿の変更
③所在不明株主への対応
つづきは次回です。
(福岡雄吉郎)
【新刊本 発売しました】
平成28年6月にあさ出版から、
「決算書で面白いほど会社の数字がわかる本」
が発売されました(監修:井上和弘 著者:福岡雄吉郎)。
“やさしく、わかりやすく”ページは薄いが中身は濃く、
決算書や会社の数字を解説しています。
弊社でも、ご注文を受け付けております。
メールにてお問い合わせの方は、こちらをクリックしてください。
【20000部(第7刷)になりました!】
平成27年1月にダイヤモンド社から発売した、
「儲かる会社をつくるには、赤字決算にしなさい」
がおかげさまで、増刷を重ねつづけ、20000部になりました。
弊社でも、ご注文を受け付けております。
メールにてお問い合わせの方は、こちらをクリックしてください。
【DVD発売しました!】
DVD「社長の経営財務」を、
日本経営合理化協会より発売しました。
多くの経営者が苦手な、貸借対照表が、
これを見れば驚くほどよくわかります。
詳細&お買い求めはこちらからどうぞ。
【ブログ-井上和弘の寄り道スケッチ】
道場主 井上和弘の趣味、旅、雑学など、
会社経営からちょっと離れた、日常生活をつづったブログ、
「井上和弘の寄り道スケッチ」もぜひご覧ください!
こちらをクリックしてください
« やっと個人保証が外れました!② | トップページ | 名医をネットで探し回る孝行息子 »
コメント