相続税 支払地獄に落ちるな!
誠実に真面目に経営された経営者は、
会社の行く末のために長期経営計画、ビジョンをお作りです。
ところが個人のことになると
自分のやがて来る人生のxデーを考えての準備をしていない方が多い。
いや 当人はしていても 遺族や会社幹部は
「相続」というもの「会社承継」というものに対して、
はっきりとした対策をしておらず、その日が来て、周りがバタバタするのです。
事が起こって「どうしよう どうしよう」となります。
その場面で都合、安易な判断で決めてしまうと、
後で家庭内でのトラブルが発生。
その後 会社にも影響することが多くあるのです。
相続財産の目録を会社で作成したように、
個人財産の一覧表を作成すればいいのです。
財産には
プラス財産とマイナス財産とみなし財産の三種類あります。
プラス財産
・不動産 宅地 家屋 畑、農地、山林、店舗、賃貸物件
・不動産上の権利 借地権、借家権、定期借地権
・金融財産 現預金、株式、投資有価証券、貸付債権
・動産 車、家財、宝石貴金属、骨董
・その他 会員権、著作権、特許など
マイナス財産
・負債 借入金 買掛金、個人ローン残
・保証債務 連帯保証
・その他 未払い費用、未払利息、未払医療
みなし財産
・死亡時保険金
・死亡時退職金
・個人年金
・暦年贈与した分の相続開始前3年間の財産の返却
などがあります。
これらをプラスマイナスして、
死亡後4か月以内に作成しなくてはならないのです。
当然、税理士、弁護士のプロの手助けも必要でしょう・・・
責任感ある経営者が
このプラス財産とマイナス財産をみていてどう思われます。
心臓や脳の病気でバタ!と死亡したり、
アルツハイマーなど病気で明確な判断と指示を出すことなど出来ないはずです。
それ相応の年齢に達すれば、その最期の日のために
後に託す人様に迷惑をかけないようにしておくべきではないでしょうか。
又、少しの時間の思考とプロ(弁護士)がつけば、簡単なはずです。
しかし、当事者本人が その気にならないのなら出来ないことです。
一番 大なる価値(相続税評価額)の自社株式は、
生前に承継を早くするべきです
金融資産の不動産の分け方は
相続人に対して分けておけば いいと思うのです。
分けづらい土地、建物に関しては、
不動産を分与するには 合同会社で法人化されてはいかがでしょうか?
一番大きな価値である自社数株式は、
生前に承継を進めておきなさいと申し上げています
個人の不動産の分け方は、売却して現金にすれば簡単、
かつ分かりやすいといえますが、そこには相続税とかがかかってきますので、
私は、法人をつくり、そこに売却する方法をお薦めします。
会社形態は、合同会社(平成18年(2006年)5月1日施行の会社法)を設立です。あまり聞きなれない名前ですが、低いコストで簡単に設立できます。
ので、今では 増加しております。
(井上和弘)
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