資産家、高額所得者には 必ず数年度には税務調査が入ります
所得税、高額退職金、贈与税、相続税 、種々の税金がありますが、
取れる処から税金を取るのであって、
少ない人から取ろうなどと思う人は税務署にはいません。
よって、堂々ととる、堂々と節税を考える、払うものは堂々と払えばいいのです。
ですから、法人税に強い税理士や個人所得税に強い税理士をつけてください。
中国地方のある利根製作所(仮名)は、
前社長と妻の専務は続けて三年前に高額退職金を受けて、
(両名とも代表権を持っておられました) 退任されました。
今は、息子の利根 潤一郎と若い幹部の専務、常務の体制で、
経営も順調に進んでいた所、税務調査が入りました。
幹部の専務、常務に面談させてほしいとの税務職員の希望で
「いいですよ どうぞ!」
となりました。
二人への質問は退職された前社長と前専務の勤務実態が
どうなっているかの質問となりました。
「前社長 前専務は 今も 会社に出てこられているのですか?」
「前社長は 会社で見かけませんが、
前専務は今も お元気で 毎日、出て来ておられますよ」
とのあまりにも正直な答えになってしまいました。
専務の自宅は 本社の隣。
前専務の仕事は、40年間 経理事務でした。
この1~2年 引きついだ社員の退職もあって、
手伝いの気持ち、時間つぶしのこともあって、
ほぼ毎日出勤されていたのです。
新役員は、退職金支払い後の勤務実態を
どうしなければならないことも知らずに、
正直に答えてしまったというわけです。
同族経営、中小企業に多くあるのですが、
65歳過ぎての自由な時間が持てての老後、
会社人間であった者にとって、
どうしても気楽なつもりで会社に出かけ、手助けしてあげようとなります。
退職金も受取り、その緊張感も解けたころを
見計らったように税務調査が入ってくのです。
名実ともにはっきりとした事実を積み上げて、
行動しておかないと 慌てることとなり、
不愉快な事にもなりますので ご注意ください
(井上和弘)
【新刊本 発売しました】
平成28年6月にあさ出版から、
「決算書で面白いほど会社の数字がわかる本」
が発売されました(監修:井上和弘 著者:福岡雄吉郎)。
“やさしく、わかりやすく”ページは薄いが中身は濃く、
決算書や会社の数字を解説しています。
弊社でも、ご注文を受け付けております。
メールにてお問い合わせの方は、こちらをクリックしてください。
【20000部(第7刷)になりました!】
平成27年1月にダイヤモンド社から発売した、
「儲かる会社をつくるには、赤字決算にしなさい」
がおかげさまで、増刷を重ねつづけ、20000部になりました。
弊社でも、ご注文を受け付けております。
メールにてお問い合わせの方は、こちらをクリックしてください。
【DVD発売しました!】
DVD「社長の経営財務」を、
日本経営合理化協会より発売しました。
多くの経営者が苦手な、貸借対照表が、
これを見れば驚くほどよくわかります。
詳細&お買い求めはこちらからどうぞ。
【ブログ-井上和弘の寄り道スケッチ】
道場主 井上和弘の趣味、旅、雑学など、
会社経営からちょっと離れた、日常生活をつづったブログ、
「井上和弘の寄り道スケッチ」もぜひご覧ください!
こちらをクリックしてください
« 名義株のトラブル | トップページ | やっと個人保証が外れました!① »
コメント