うそつき経済評論家
高橋洋一氏(元高級官僚 経済評論家)の著者に学ばされることが多いです。
新著の(これが世界と日本経済の真実だ)で
「数字を読めないマスコミ、評論家、学者、官僚たちの嘘八百 左巻き報道に惑わされるな!」とおっしゃっています。
今は10月、来月にもなれば「来年の経済はどうなるのか?」と、
各評論家先生方も原稿の締め切りに追われることになります。
しかし、高橋先生の言われる通り、
どれもこれも当たらず、結局は、嘘八百になってしまうのですね。
高橋先生の言われている論旨の中で 一番同感するのは、
日本の1000兆円を超える債務に対する考え方です。
ハイパーインフレが来る!
預金封鎖が起こる!
という意見に対して、はっきりと「起きない!」とおっしゃっています。
理由は簡単、B/S発想すれば理解できることなのです。
マスコミ、学者、そのほかの評論家は B/Sが解らないのです。
B/S思考すれば 借金は右側に来ます。
一方、借金に対して左側の資産がどれだけあるか、バランスしていればよいのです。(私は 借金はしない方がよいと思っていますが、国はそうもいかないのですね)
借金の多さではなく、資産がどれだけあるか? なのです。
1000兆円から資産(現金、金融証券)の中で売却できるものを引かないといけないのでしょうね。
P/L発想で予算の収支だけを見ていてはいけないでしょうね。
そういえば、
ハイパーインフレ、大恐慌、預金封鎖が発生するといっていた人物、
浅井 隆氏、朝倉 慶氏、沢上 篤人氏、藤巻 健史氏、榊原 英資氏、大竹 慎一氏、これらは有名人です。
全くの嘘八百をしゃべってはお金にしている罪作りの人物ですね?
浅井 隆氏なる人物は、20年間、自分で出版社をつくり、毎年、出版して,懲りもせず、アジっております。
私は、浅井 隆氏(ゲストで 大昔招いたことがあります) とは、真逆で、デフレが続くと言って今日まで来ています。
幸いにも嘘呼ばわりされていません。
言った本人もびっくりしますが、ボツボツ軽いインフレにしないと困ったと思う今日この頃ですが。
原油が 100ドル時代からみれば半分の50ドルとなり、中国も欧州も不況になっており(過剰),資源デフレ 為替デフレ、マインド(需要)デフレに対抗して政治的にインフレ導入しようにもこの壁は厚いでしょうね。
預金封鎖もそうです。
今 発生するとするなら 銀行が倒産すれば1000万円以上はパーになるので、これも預金封鎖と言えるかもしれませんが、その前に金融庁が合併させてしまうでしょう。
対策を考えるなら、
週刊ダイヤモンドに掲載されている下位の金融機関とは取引をしないことです。
昭和21年2月に発生した新円切替と同じようなことは起こりません。
実行するのは財務省でしょう。総理大臣が発動するのです。
総理大臣は与党の党首です。
選挙でいっぺんに飛ばされます。日本が独裁国家にならないとやれません。
そんなことも分らないのでしょうか? 評論家諸兄は・・・・・??
(井上和弘)
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