三つの風が吹いています
今 我々の会社に三つの風が吹いています。
過剰成熟、中国発世界不況、ⅠOT革命。
過剰成熟は今までも云われてきました。
日本の成熟度は、25年間もいわれ続けたデフレ経済克服に
政府も種々手を打ってきましたが、成果は全く上がっておりません。
この25年間で 企業淘汰がされて、生き残った会社は、
それなりに細々と利益を計上していますが、
先は決して明るいものではなく、市場、顧客に対応した満足度を上げなければ、
敗者になること間違いありません。
中国やBR1CSの発展途上国を相手に どうにか国力を維持した日本はじめ
先進国も中国の成長率の低下の影響は間違いなく受け、先は予断を許しません。
M E革命-マイクロエレクトロニクス―は叫ばれて
久しくどこの会社もM E機器の活用はそれなりに進んだようです。
これからはインターネット社会の進化で
いかに自社のIOTを構築して差別化優位性を図り、
これからの人口減少、若者不足、労務費アツプ吸収のため、
売上総利益(粗利益) すなわち商品魅力を上げないと
これまた生き残れないでしょう。
この様な時代に はたして大きい会社は生き残れるのでしょうか?
成長市場が多くあった時代 青天井に向って進めた時代ではそれも可能でした。
大きいことは良いことだ。数は力なり。そんな格言は通用しなくなりました。
今日の時代の風はそんな事を許さないのです。
①機動力が発揮できず動きが鈍い。
②方針が末端まで届かない
③大企業病活力低下サラリーマン社員
④リスクの衡撃度が大きく、変改に弱い
⑤大型市場、大型商品が少なく資本カ、金融力では勝負できず。
⑥赤字が出だすと図体が大なるため対応が遅れ、赤字が巨大に
①から⑥のの大企業病にかかったら中小企業の方策を取れば良いのです。
分社化.組織簡素化.信賞必罰.プロジェクトチーム、顧客分散、顧客密着、
川下・トップのスカウト、サービス産業化
基本的には、泥臭い事業、面倒な事業が可能な小さい会社、
中小企業の領域に進めば良いのです。
ともすれば無理に会社を大きくしょうとなさる経営者がいらっしゃいますが、
お止めになって足元を見て 強みを磨くことです。
白隠禅師のお教の中に、
『川の中にいて喉が乾いたと言うがごとき』と言う言葉がありました。
これからは、大きいから強い! とは言えない時代が来ているのです。
(井上和弘)
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