あけましておめでとうございます。
2016年、日本経済においては、
既存の国内市場が伸び悩み、インバウンド消費も一服するなど、
過剰・成熟市場に拍車がかかりました。
また、熊本・大分での激甚災害発生、全国各地での異常気象災害、
さらには人材不足、労務コスト増加などが、
各社の経営に襲いかかりました。
日本経済は「売上低迷」「経費増大」という、
「P/L(損益計算書)不況」に陥っているのです。
一方、投資・消費を促進すべく、
年初より「マイナス金利」政策が導入されました。
そのおかげで、未曽有の「カネ余り」、「超低金利」の時代となりました。
中小企業にとってはまさに、資金調達をより有利に交渉できる環境となったのです。
さらには法人税減税、即時償却の一部継続など、
B/S(貸借対照表)の財務体質改善には、良き風が吹き続けました。
(機械装置、器具備品、ソフトウェア等の即時償却は、
平成31年3月末まで、期限が延びました!)
昨年度、わがICOにおいては、
「決算書で面白いほど会社の数字がわかる本」(あさ出版)、
「承継と相続 おカネの実務」(日本経営合理化協会)
の2冊の書籍を新たに発刊いたしました。
皆様の経営基盤をより強固にする一助となるべく、邁進させていただきました。
2017年も「P/L(損益計算書)不況」はまだ続くことでしょう。
この荒波を乗り切るには、余分なものを持たず、
身軽でキャッシュリッチな財務体質を築くことです。
昨年、「ミニマリスト」という生きかたが、若い女性を中心に流行しました。
テレビや冷蔵庫など、余分なものを極力待たないという、新たな生きかたの流儀です。
2017年度、皆様におかれましては、
持たざる経営となる、「ミニマリスト経営」を目指すことを、
提案させていただきます。
これからの一年、ICOでは、次の3点に注力いたします。
1.事業承継・相続問題への対策
2.償却資産活用&不良資産整理による財務・税務対策
3.超低金利時代に応じた資金調達対策
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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