高額の役員退職金を出すために②
創業者あるいは“中興の祖”と呼ばれる方に、
高額の退職金の支払いを
お手伝いする機会が多くあります。
高額退職金での問題は、実は2つあります。
(1)退職金を支払うまで
(2)退職金を払ったあと
色々な相談を受けていると、
意外にも(2)でお悩みになる会社が多いのです。
社長に退職金を支払うとは、
どういうことでしょうか?
当たり前ですが、
社長が“退職するから“、退職金を支払うのです。
退職、退職といいますが、
退職する、というのは、どういうことでしょうか?
一般的には、退職すれば、
会社と縁が切れ、何のつながりもなくなります。
ところが、創業者、中興の祖は、
これまで死に物狂いで会社を発展させてきました。
「自分の子供よりかわりい」と
実の子供の前でおっしゃる経営者もいるくらいです。
つまり、「はい、さようなら~」
と、きれいに退職できるはずがないのです。
「はい、さようなら~」と
きれいさっぱり退職しない限りは、
退職金を支払えないというのは、
さすがに酷なのです。
だから、税務上は、
“実質的に退職していたら“退職金を払ってもOK
ということで、例外的なルールを定めています。
このルールの線引きが、とてもあいまいで、
よく質問を受けるのです
(次回に続く)
(福岡雄吉郎)
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