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2017年5月

2017年5月31日 (水)

高額の役員退職金を出すために⑧

創業者あるいは“中興の祖”と呼ばれる方に、
高額の退職金の支払いを
お手伝いする機会が多くあります。

一番多いのは
代表取締役社長 → 取締役会長になり、
退職金を払う、というパターンです。

こういう場合は、取締役として残ったとしても、
“実質的に退職した”と思われるように、
色々なことに気を使わなければならないのです。

⑤名刺、ホームページ、ブログ

社外の人に対しては、
「代表権はなくなりました」
ということをアピールしていただきたいのです。

代表権を返上して、退職金をもらったら、
名刺は変更しなければいけないですし、
ホームページも変更しなければいけません。

しかし、ときどき権力主義者のような方は、
退職金をもらっておきながら、
「どうせ、そんなばれないでしょう」と言って、
名刺の肩書はそのままにしようとする方がいます。

“代表取締役”という響きが心地よいようです。

名刺から、“代表”がなくなれば、
取引先も挨拶に来なくなる、
従業員がついてこなくなる、
それはさびしい、と感じられるのです。

ホームページに社長の顔写真がのせていれば、
それもそのままにして、
変更したくない、と考えます。

おまけに会社のブログにも、
たびたび登場してしまう。

これらは、外部の人間からも、
簡単に目に入れることができます。
当然、税務署もチェックしていると思ってください。

「そんなとこまで?!いちいちうるさいなー」
と思われるかもしれませんが、
もし、「退職していませんね!」と否認されてしまったら、
会社にとっては、役員退職金全額が否認され、
個人にとっては、退職金(税率20%)ではなく、
役員賞与(税率50%)扱いになります。

影響は計り知れないのです。

(福岡雄吉郎)
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2017年5月30日 (火)

商工中金不正融資から、銀行員の体質を考える②

商工中金の不正融資実態解明に、
ついに金融庁が動き始めました。
そこには、
中小企業が銀行交渉のうえで、
教訓としておかねばいけないことが、
詰まっているのです。

②銀行員は、より多く貸せそうな社長を探している

今回の不正融資では、
決算書を悪い数字に改ざんすることによって、
必要以上の融資を獲得していた銀行員が、
約1000人いました。
ということは少なくとも、
1000社以上が不正融資の対象になっていた、
ということです。

とはいえ、不正融資を行った銀行員も、
その対象とする会社を、選んでいたはずです。
“あの社長は厳しいだろうな。”
“あの社長なら、いけそうだ。”
という、選別のもと、進めていったはずです。

では、どのような社長なら、
行けそうだ、と思われたのでしょう。
“あの社長は、いつも借りたがっている。”
“あの社長は、決算書のことをあまりわかってなさそうだ。”
“あの社長は、銀行交渉のことをわかってなさそうだ。”
といった目安で、彼らは融資先を選んでいたと思われます。
それでいて、
“この会社なら、不良債権にはならないだろう。”
という会社は、格好のターゲットだったのです。

今回問題になっている「危機対応融資」には、
利子補給もついていました。
そうなるとますます、
“俺の力でいい条件で借りれた。”
“あの銀行員は、ウチのことをよくわかっている。”
などという、勘違い社長が現れていたことでしょう。

結局、
「貸借対称表や財務のことを理解していない」
「銀行交渉をわかっていない」
という経営者が、不正融資の対象として、狙われていたのです。
その結果、それらの会社は、
借入金が増え、金利が増え、総資産を膨らませ、
財務体質を悪化させていたのです。

どこの銀行員であっても、
財務知識、交渉知識が不足している経営者を探しています。
それは、銀行員にとって、とても交渉しやすい経営者です。
そのターゲットとならないよう、経営者自らが、
知識を蓄えておいてほしいのです。

(古山喜章)


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2017年5月29日 (月)

売るな!①

あなたの会社は、売る事ばかり考えているから、
こんな最悪の経営状態になるのでしょうと経営者を叱り飛ばすことがあります。
経営者は目を白黒されます。

販売なくして会社は存在しません。しかし
回収期間が長く、支払期間が短い会社はどうなりますか?
運転資金即ち銀行のお世話になります。
会社の出金のほとんどは、
仕入代金と人件費で6~7割出費することになります。

親の家業を継いだ社長は、昔よりこれでやっているから、
銀行も応援してくれています。
ので、我が業界は、信用第一の売掛販売です。現金商売の下衆商売ではないと、
変なうぬぼれがある人物がいます。

こんな経営者が、拡大主義で売上をもっと上げようと思い立つと
どうなるのでしょうか?
そうだ拠点支店を出そうと考えます。
銀行との関係が良好なのを勘違いして、長期借入金で不動産物件を調達します。
売上計画も甘くなっています。
売上に対して原価率が高く(安売)、経費髙、運転資金も必要となり、
短期借入額が増すのです。

売上をのばそうと考えるのは、悪いことではありません。
しかし、そのために借入額が増し、利益が増えた分以上に借金が増えてしまって借入金が減らないのでは、何のために経営しているのか意味がありません。

売ったら、なぜ回収を考えないのでしょうか?
優良会社の特徴は回収条件が明確である事です。
現金で回収、掛で支払
掛で回収、 長い掛期間で支払
回収期間と支払期間のバランスを考えているかどうかが重要なのです。
よほど注視していないと未収も増えるのです。

長い回収条件、未収入金になる得意先には 売ってはならないのです!

(井上和弘)
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2017年5月26日 (金)

高額の役員退職金を出すために⑦

創業者あるいは“中興の祖”と呼ばれる方に、
高額の退職金の支払いを
お手伝いする機会が多くあります。

一番多いのは
代表取締役社長 → 取締役会長になり、
退職金を払う、というパターンです。

こういう場合は、取締役として残ったとしても、
“実質的に退職した”と思われるように、
色々なことに気を使わなければならないのです。

④決裁した跡を残さない

会社の運営にとって大事なこと、例えば、
・銀行からの借入
・設備への投資
・組織の変更
・人件費(ボーナス)の支払
など、重要事項を稟議書とか、役員会で決定している、
という会社は多いと思います。

このときに大切なことは、
退職した会長/社長は、決裁印を押さない、ということです。

私たちは普段、税務調査対策として、
『エビデンスを残しなさい』と、
口を酸っぱくして申し上げています。

ところが、
退職金の税務調査においては、
『エビデンスを残すな』と申し上げたいのです。


調査官は、あらゆる角度から、
『実は退職していないでしょう』
ということを指摘したいと思っています。

退職すれば、重要事項の決裁に関する権限は、
ふつうなくなります。

しかし、創業者や中興の祖と言われるような方は、
これまでの延長線上で、なんでも決裁する、
という癖が抜けきらない方がいます。

税務調査で指摘されるきっかけをあたえないように、
エビデンス(文書、メール)は残さないことが、
大切です。


(福岡雄吉郎)
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2017年5月25日 (木)

商工中金不正融資から、銀行員の体質を考える ①

商工中金の不正融資実態解明に、
ついに金融庁が動き始めました。
そこには、
中小企業が銀行交渉のうえで、
教訓としておかねばいけないことが、
詰まっているのです。

①銀行員は、自分の利益を優先する

今回の不正融資は、
企業への融資ノルマに迫られている銀行員が、
企業から預かった決算書を改ざんし、
融資をした、というものです。
同様の行為をする行員が、全国の商工中金で、
約1000人規模でいた、ということで、
大問題になっているわけです。

商工中金は政府系なので、国から資金を割り当てられます。
それが、いわゆる制度融資です。
今回の事件は、
「危機対応融資」という制度融資が対象で発覚しました。
この「危機対応融資」は、
業績が悪化している企業に貸し付けるものです。
つまり、決算書の数字が危機的で悪い会社を、
融資の対象としています。

なので、銀行員は、企業から預かった決算書の数字を、
悪い数字に改ざんしたものを作成し、
社内での融資決裁を受けていたのです。
悪くない数字を悪い数字に改ざんしていた、
ということは、資金を借りなくてもよい会社に、
貸し付けていた、ということです。

政府系であろうと市中銀行であろうと、
支店にも、銀行員にも、融資ノルマが与えられています。
融資ノルマ達成の有無が、
今のところは人事考課に影響しているのです。
銀行員は、人事がすべてです。
出世のマイナス要因がかさめば、
左遷や出向の辞令は、すぐにでもやってきます。
銀行員は、それは避けたいのです。
だから、是が非でも、ノルマはクリアしておきたいのです。

結局、銀行員は、自分の利益を優先しているのです。
ただ、それがどこまで組織的なものだったのか、
というのが、今回の不正調査の焦点なのです。

おそらく中には、某コンサルタントの書籍を持ち出し、
“ここには、一年間売り上げがなくても大丈夫なくらい、
 銀行から借りてでも現預金を持ちなさい、とありますよ。”
などと言って、無理やり貸し付けた銀行員もいたのではないか、
と、考えるのです。

そもそも、不要な借入はしない、
という姿勢が経営者にあれば、このような事件には、
巻き込まれていないはず、なのです。

(古山喜章)

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2017年5月24日 (水)

高額の役員退職金を出すために⑥

創業者あるいは“中興の祖”と呼ばれる方に、
高額の退職金の支払いを
お手伝いする機会が多くあります。

一番多いのは
代表取締役社長 → 取締役会長になり、
退職金を払う、というパターンです。

こういう場合は、取締役として残ったとしても、
“実質的に退職した”と思われるように、
色々なことに気を使わなければならないのです。

③バンバン指示を出さない

これが一番難しいと思います。
少なくとも、これまでと同じように従業員のいる前で、
ガンガン指示を出すのはやめなければいけません。

特に注意しなければいけないのは、
メールを使った指示です。

「あの件はどうなりましたか?」
「この件は、こうしたいと思います。いかがでしょうか?」
「その件は、そのまま進めて結構です。」

ご本人は、退職する前と比べて表現を柔らかくし、
指示をしていないつもりでも、
社員からすれば、
これまでと変わらず指示が来ていて、
従わないわけにはいきません。

口頭でいくらごまかそうとしても、
こうした記録が残ってしまっては、
どうにもなりません。
特に、会社のパソコンを使っている場合は、危険です。

頭ではわかっていても、
ついつい口が出てしまう、メールしてしまう、
それが創業者、中興の祖なのです。

対策は、後継者、あるいは幹部のほうから、
会長宛に報告のメールを入れること。
ただし、直接の宛先としてではなく、
あくまで、CCとしてメールする。
そして、会長はメールには絶対に返信しないこと。
もし何かあれば、社長を通じて指示を出すこと。

たくさんの会長、社長を見てきていますが、
ご本人にとっては、これが一番のストレスになっています。
同時に、後継者や幹部にとってもストレスがかかります。

会社を離れたところで、コミュニケーションをとること。
難しいですが、これが一番よい方法です。

(福岡雄吉郎)
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2017年5月23日 (火)

銀行交渉のカン違い➂

銀行を取り巻く環境は変わり、
銀行優位の時代は遠き過去のこととなりました。
しかしながら、あの頃と同じ感覚で銀行交渉をし、
大きな勘違いをされている経営者に、
今も出会うことがあるのです。

➂定期預金があるから借りれている、と思っていた

決算書を拝見すると、
現預金が多いのはまだいいのですが、
借入金もそれなりにある、という場合があります。

こんなことがありました。
“これだけ現預金があれば、返済にまわせばいいじゃないですか?”
と言うと、
“現預金になってますけど、定期預金が多いんですよ。”
とおっしゃるのです。
“解約して返済にあてたらいいじゃないですか?”
“いや、解約したら、今度借りたいときに、
 銀行は貸してくれないんじゃないですか?”
“そんなこと、誰が言ってるんですか?”
“いやぁ、ずいぶん以前にそうだったような気がして・・・。”
“いったい、いつの話しですか?”
“う~ん、25年以上は前ですかね・・・。”
要は、
バブルやそれ以前のころの体験を、引きずっておられたのです。

その会社では、長期借入をして、
予定通りに返済できるキャッシュを稼いでいました。
なのに、銀行員から頼まれて、
定期預金を言われるがまま、増やしていたのです。
しかしそうなると、今度は返済資金が足りません。
で、銀行はさらに、
“返済資金として、短期でお貸ししますよ。”
と言ってくるわけです。
銀行にすれば、長期で貸して、その返済資金のために、
短期も貸している。
長期と短期のダブルで金利を稼いでいるのです。
こんなにおいしい話しはありません。
しかも、稼いだキャッシュは定期預金で積み上げさせて、
万が一の回収資金も確保しているのです。
銀行にすれば、してやったりなのです。

それでも経営者は、銀行とは良い交渉ができている、
と思っていたのです。
「銀行のお願いを聞いてあげているから、
 ウチが必要な資金を貸してくれている。」
と、思っていたのです。
数十年前に、銀行借入で苦しんだ経営者が、
このような銀行サマサマ病から抜け出せていない、
という事例が、今もあるのです。

銀行が企業に対して必要以上の融資をする、
という行為を、金融庁は禁止しています。
先の事例は、間接的とは言うものの、
貸し付けた資金を定期に入れさせる、
いわゆる部積み両建て行為に該当するのです。

今どき、定期預金をしても、
なんのうま味もありません。
借入金があるなら、その返済に充てたほうが、
よっぽど得なのです。

(古山喜章)


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2017年5月22日 (月)

美術品 つつ"き

もう1つのトラブル案件は、
相続がらみで前述の川谷さんと私がトラブルに巻きこまれた件です。
阪神圏でながらく非鉄金属の加工業をされてきた
峯岸鉄工 三代目社長峯岸一郎太氏が89歳でお亡くなりになったのです。

四代目社長に頼まれて、
三代目峯岸一郎太の所蔵の美術品の鑑定を川谷さんにお願したのです。
私も勿論、本社ビルにお伺いしております

玄関にある山下清、社長室の棟方志功、応接間のアイズビリ等々 
当日まで峯岸一郎太氏の趣味人に敬意を抱いておりました。
一郎太氏が入院中に相続の件もあるので、明確にしておこうと、
鑑定に動かれたのです。
四代目は全く美術品に興味がなく、できれば売却して現金化したい
と思っておられたのです。

川谷さんから、この件もうまくいかなかった事を間いていました。
「川谷さん 峯岸さんの所も結局ご迷惑かけたようですが・・・・
何 だったのですか?」
「井上先生、実は ほとんど贋作だったのですよ!」
「エッ! そんな! あの山下 清なんかどうみても本物じゃありませんか!」
「山下清は、贋作が多いのですよ。フェルトペンで書く花火がね 。
あの台紙金地に書いてありましたね。
彼は金全地の台紙は高価で買えなかったのです。」

それ以上もう何も聞きませんでした。
その後にまた、問題が発生したのです。

峯岸一郎太さんには、四人の娘さんがいらっしゃったのです。
遺産をめぐる争いが発生したのです。
一郎太さんの遺産は、非鉄金属業界もこの25年間で過去の栄光で、
手元にあるのは株式ぐらいしかありませんでした。
それも四代目社長に引きつがれていたのです。

娘4人は、相続財産のあまりにも少い事に憤慨,
四代目社長が経営コンサルタントや美術鑑定士を使って、
現金に変えて取ってしまって、どこかに隠している。

そういえば山下清の絵は? 
棟方志功は何処に? となったのです。

川谷さんは、銀座に立派な画廊のお店をお持ちで業界でも有名な方です,
そこへ娘、いやおばさま方4人が、ケンカ腰で絵をどこへやった! 
グルになって絵を叩き売った! と店におしよせたとの事です。

いやはや、お人好しで、人のためになればと善意で招介しても、
こうなれば もう私の信用もがた落ちです。

キリマンジャロのコーヒーもナイル川の泥水のごとき味です。

争族争い、世間知らず会社経営の基礎知識のない、恥ずかしさを忘れた、
オバサマ方と対するのだけはごめんです。

掘り出し物を、自分は目利きと自惚れて買うのですかね! 
掘り出し物が世にないとは断言しませんが、稀有なことです。
しっかりした店から買う、人の良いだけの騙され易い人にならないでください。特に社長は、そんな性格であれば会社を潰しますから。

国立東京大学卆業生の90%は、どこでそうしているのか明確だそうです。
国立上野美術大学の卆業生75%は、
行方がわからず、芸術では飯が食えないそうです。
贋作をつくる腕のいい人が一杯なのですね!!

(井上和弘)
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2017年5月19日 (金)

高額の役員退職金を出すために⑤

創業者あるいは“中興の祖”と呼ばれる方に、
高額の退職金の支払いを
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一番多いのは
代表取締役社長 → 取締役会長になり、
退職金を払う、というパターンです。

こういう場合は、取締役として残ったとしても、
“実質的に退職した”と思われるように、
色々なことに気を使わなければならないのです。

まず、大前提として、
取締役は取締役でも、常勤ではありません。
非常勤の取締役になる、ということです。

②出社は、週1~2日に抑えること

税理士のなかには、「出社もするな」
という厳しいことをおっしゃる方もいますが、
週に1~2日でしたら、出社してもらって構いません。

とはいうものの、経営者というのは、
会社がかわいくて仕方ありません。
毎日出たくて、ウズウズしています。

「何とか出社日数を増やしたい」という方のなかには、
半日勤務を週3日、という方もいらっしゃいます。

こんなケースもあります。

顧問先T社のケースでは、
退職金を出したT社だけでなく、
子会社のA社も同じ場所を本社にしていました。

T社の社長は、T社から退職金をもらいましたが、
子会社A社の代表権は、まだもっています。

その場合は、
「T社は、毎週月曜日に出社。
残りは、子会社A社の代表取締役として・・・」
ということで、結局、T社で退職金をもらったあとも、
毎日のように本社に出社していました。

もちろん、子会社A社の看板は必要ですし、
A社の社長室も用意しておくことです。

ここまでしておけば、
仮に税務調査で「毎日出社していますね!」と言われても、
「いやー、退職したT社ではなく、
A社の社長として、出社していたのですよ!」
と対応することができるのです。

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2017年5月18日 (木)

銀行交渉のカン違い②

銀行を取り巻く環境は変わり、
銀行優位の時代は遠き過去のこととなりました。
しかしながら、あの頃と同じ感覚で銀行交渉をし、
大きな勘違いをされている経営者に、
今も出会うことがあるのです。

②借りることが交渉と思っていた

“ウチは銀行交渉をしっかりやっていますよ。”
といったことを、経営者からお聞きする機会があります。
さらには、
“前期はA銀行から1億、
 メガバンクのB銀行からも1億、借りました。
 今期も、A銀行からは、短期の継続融資が決まっています。”
などと続いたりします。

で、
“それぞれの借入条件は、どのように交渉されていますか?”
とお聞きします。すると、
“金利はできるだけ低く、個人保証と担保は、
 できれば外してください、と言ってます。”
このような返答をいただくことも多いのです。
“言われるがままに借りているのではないですよ。”
というわけです。

“実際に、それぞれの条件はどうなってますか?”
と言って見せていただくと、
金利は高い、個人保証・担保はついている、
ということが、往々にしてあります。

できるだけ低くしてください、
できれば外してください、
というのは、単なるお願いであり、交渉ではありません。
金利であれば、
他社事例や、タイボ+スプレッドなどの知識を、武器にする。
担保・個人情報であれば、これも他社事例や、
金融庁の方針やマニュアルで定められていることなどを、
武器に条件が良くなるように仕向けてゆく。
これが銀行交渉です。

そのような交渉ができず、借りれるかどうか、
が交渉になってしまっている、というケースがあるのです。
結局、“借りないといけない!”ということが頭にありますから、
ハードな交渉はできず、できれば、などと、
控えめにお願いすることになってしまうのです。
これは、交渉を挑む相手に、
わたしは丸腰です、と言っているようなものです。
数日後、銀行員はこう言います。
“できるだけ下げました。”
“個人保証と担保は、本部からのOKが出ませんでした。”
で、その銀行員にとって、いい条件を提示します。

仕入なら、
どこよりも良い条件で仕入れることが、
仕入交渉の成果です。
銀行交渉も、仕入れ交渉と同じなのです。

(古山喜章)

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2017年5月17日 (水)

高額の役員退職金を出すために④

創業者あるいは“中興の祖”と呼ばれる方に、
高額の退職金の支払いを
お手伝いする機会が多くあります。

一番多いのは
代表取締役社長 → 取締役会長になり、
退職金を払う、というパターンです。

こういう場合は、取締役として残ったとしても、
“実質的に退職した”と思われるように、
色々なことに気を使わなければならないのです。

高額退職金の税務調査では、
「これをやったからアウト!」という
明確なルールはありません。

これからご紹介するようなことを、
総合的に判断して、
実質的に退職しているか?を判断することになります。

まず、大前提として、
取締役は取締役でも、常勤ではありません。
非常勤の取締役になる、ということです。

具体的にどうなるかというと、
①役員報酬は、これまでの1/2以下にする。

これは、国税庁の通達(ホームページにもあります)に
具体例として、挙げられている項目です。

非常勤の役員で、経営の第一線からは退くのだから、
そんなに高い報酬をもらうのは、おかしい。

もし、高い報酬をもらっているなら、
それこそ、まだ経営に強く関与している、
と思われてしまう、ということです。

ただし、とにかく半分にすればよいかというと、
そういうわけでもありません。

私たちのクライアントでも、
月収1000万円もらっているという経営者も
少なくありません。

この場合、退職後に500万円でOKか?と言われると、
「NO」です。

1/2というのは、あくまで目安です。
他の経営幹部より安くしていただきたいのです。
となると、通常はもっと低くする必要がありますね。
月収を50万円まで下げていただくケースが一番多いです。

ときどき、税理士のなかには、
「役員報酬をもらうこと自体ダメ!」とおっしゃる方もいますが、
そこまでしなくてOKです。

(福岡雄吉郎)
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2017年5月16日 (火)

銀行交渉のカン違い①

銀行を取り巻く環境は変わり、
銀行優位の時代は遠き過去のこととなりました。
しかしながら、あの頃と同じ感覚で銀行交渉をし、
大きな勘違いをされている経営者に、
今も出会うことがあるのです。

①うちにはそれだけ借りる力がある

多額の借入金を抱える社長に、
“なんでこんなに借入しているんですか?”
と尋ねました。
すでに本業利益での返済能力を超え、
返すために短期借入金を借りている、
という状況に、片足を突っ込んでいるのです。
その社長は言いました。
“いやいや、銀行はまだ貸します、って言ってますよ。”
わが社にはそれだけ借りる力がある、
と思っておられるのです。

銀行から借りる金額が大きいほど、
銀行に対して強い立場の会社である、と、
大きなカン違いをされていたのです。
それはまさに、バブルのころ、借り手企業が多すぎて、
貸すお金が不足していたころの話しです。
今は全くの逆で、カネ余りの時代です。
貸す先がないのです。
そんななか、このような考え方の社長がいる会社は、
銀行にすれば、なんともおいしい会社です。

しかも、そのような会社は多くの場合、
借入条件も良くありません。
金利は高い、個人保証・担保はついている、
社債を勧められたら引き受けている、などなど。
銀行のいいようにされているのです。
なのに、そのことに気づかず、
“うちはそれだけ借りる力がある。”
と、誤った思い込みをされているのです。
このような考えだと、業績が向上し続けない限り、
借入額はどんどん膨らみ、やがて返済に苦しむことになります。

一方、銀行はおカネを貸すプロですから、
貸す限界を見極めています。
その第一段階としては、
自分の銀行だけでリスクを負わないように、仕向けます。
なので、他行からの融資にもあまり文句を言わず、
“シンジケートローンはどうでしょうか?”
などと言ってきます。
複数の銀行での、協調融資です。
聞こえはいいですが、自分の銀行が中心になりながら、
他の銀行のふんどしを借りて、貸そうというわけです。
それは、
“この会社に、ウチだけで貸すのはヤバイ。”
と、銀行が思い始めている証拠です。
銀行は通常、
ひとつの会社に対する融資のシェアを高めたいのです。
なのに、その逆のことを言ってくるのです。
それは、銀行が融資限度の見極めに入ったから、なのです。

今は、借りる金額が少ないほど、借りる力がある会社なのです。
銀行はそのような会社に貸したくて、仕方がないのです。
借入額がどんどん増える会社は、
一時的においしい会社であっても、
うまみがなくなれば、あっさり捨てられてゆくのです。

(古山喜章)

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2017年5月15日 (月)

美術品

大阪人の私ですが、銀座をそぞろ歩きするのは、
何かしらリッチになった気分になり大好きな街です。

晴海通り、中央大通りと首都高でかこまれたこの―帯がことのほか好きです。
欧米のブランドショツプはそうではありませんが、
画廊と食事の店はどこも私の期待を裏切りませんね。

年に数回開催される絵画のオークシヨンの会場もここにあり、
下見会に訪れます。
電通(外堀)通りに面した会場には、何百ともいえる作品が展示してあり、
紳士.淑女が、ゆっくりと値ぶみされています。

熊谷宗一の「あやめ」が15百万円、ピカソの貧しき食事が18百万円、
ルオーの絵が25百万円、シヤガールの村祭りが35百万円、
ルノワールの花束が5千万円と予想価格が付いています。
買えないけどオークシヨン当日の熱気が想像出来ます。。

会場入口でばったりと画商の川谷さんと出会いました。
バッタリと私は思ったのですがが、
オークシヨン会社の社員が、私がいることを携帯で知らせたらしい?

「何かお気にめされた作品がありましたか?」
「ありましたよ!今回は!しかし手が出ません、私のような貧乏人には!」
 いつもの腹にない会話になってしまう。

 「先日からすいません。
いろいろご面倒、ご迷惑をお掛けして申しわけありません。」
謝らないといけない事が、二件たて続けに起こったのです。

オフバランス(資産価格再評価)をしなさいと申し上げている私に、
再評価してくれる鑑定人を招介下さいと頼まれるのです。

川谷氏は、それをされているので 当然 氏をご招介申し上げたのです。
中四国地方の有名老舗菓子屋さんに鑑定に行っていただきました。
結果は、聞いてはいけないし、知りたくもない。
遠方まで行っていただいたので商売になればそれでいいのですが・・・・

「コーヒーでもいかがですか?」
と川谷さに連れて行かれたコーヒールームは、
オーク材でデザインされたお店、
夕方だと美しいお姉さまがいらっしゃるのでしょうが、
今は、客も混んでいません。
チーク材のテーブルの上にジノリのカップにキリマンジャロを頼む、
豊かなひとときなれど 川谷さんの表情は少し厳しい。

「会社の方々は帳薄に数億円と記帳してありましたが、鑑定は数百万円でした。」
「老舗の菓子屋さんでしょう。まさか贋作ばかりだったのですか?」
「いいえ 百貨店から 総べて購入されています。
そこにお店を出店されて いて義理買いですよ!」

百貨店の美術売場で100万円している絵は、
画家からは20万円で画商に売っています。
画商はそれを50万円で百貨店に売り、
百貨店は、50万円の利益をのせて、100万円で顧客に売っているのです。

もし、私が百貨店の外商から美術品を買う場合2割は、値引いてもらいます。
それでも37%の粗利益があるのです。

100万円のダイヤモンドの指輪を買って、
売却するとなると20万~30万円がいいとこでしよう。
帳簿価格を購入した価格で載せるのはおかしいでしよう。

この老舗会社の帳簿に載っている絵画が、
散逸されて行方不明である事もわかりました。
帳簿価格では絵は存在しなかったのです。

川谷さんには、本当に商売にならず申し訳ないとなり、
キリマンジャロの味がアフリカの砂漠の土の味になりました。

菓子の老舗店の壁にはそれ相当の絵を掛けるものです。
それではどうしたら良い絵が手に入るのですか?
日展や院展の展覧会に行って、
好きな作家を見つけネットで繋がりをつければ?
良いのではないでしょか。

今日では30万円以下の絵画は経費算入できますし、
お店に飾るならば100万円以上の絵画でも、
減価償却の対象にもなるのですから、早めに償却してゆくべきです。

(井上和弘)
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2017年5月12日 (金)

セミナー「社長の財務」開催します!

会社にお金を残すための井上式「社長の財務」セミナーを、
来月に、東京、大阪にて開催します。

私たちICOのもとには、おかげさまで、
日本全国の会社から、相談に乗ってほしい、
とお声がけをいただいています。

経営相談の内容は、10社10通りです。
その多くは、「株価が高すぎて困っています」といった、
業績がよい会社からの相談です。

しかし、なかには、
「業績が好転せず、このままではマズイです。
何とかして下さい。」
という会社からの相談も寄せられます。

そのような苦境に陥っている会社の特徴は、
面白いことに共通しています。

「売上さえあげればよい。」

そうです、売上至上主義なのです。

売上を上げれば、利益があがる。
利益が上がれば、お金がたまる。
このように勘違いされている経営者が、
まだまだいらっしゃるのです。

そのような経営者は、P/Lしか見ずに、
とにかく「売上を上げろ」とハッパをかけているのです。
売上を上げるために、無理な設備投資を行います。
その結果、重たい借入返済に苦しむことになるのです。

会社にお金を残すためのヒントは、
P/L(損益計算書)ではなく、B/S(貸借対照表)にあります。
B/Sには、数多くの埋蔵金が眠っています。

社長が抑えるべき財務とは、
つまり、P/LよりもB/Sを見て経営する、ということなのです。

社長の中には、「B/Sはさっぱり分からない!」という方も多いですが、
井上式面積グラフを活用すれば、
B/Sアレルギーの方も、大丈夫です。

当日は9時から、
わが社のB/Sがすぐに理解できる
“井上式面積グラフ“の作成指導も行います。
今回は、
東京会場 6月8日(木)
大阪会場 6月22日(木)
の開催となります。
申し込みはこちらから

みなさまのご参加、お待ちしております。

(福岡雄吉郎)
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2017年5月11日 (木)

仁義なき銀行交渉 東芝VS銀行団⑥

融資継続か否か、このところ、
東芝VS銀行団のバトルが過熱しています。
5月に入り、新たな進展があったので、
改めてこのシリーズを書かせていただきます。

⑥要管理先とは、どのような格付けになるのか

5月4日付けの新聞で、
「三菱UFJが、東芝の債務者区分を要管理先に引き下げた」
と書かれていました。
三菱UFJは、東芝のメイン銀行ではないものの、
融資総額は約1600億円となっています。

債務者区分というのは、金融庁がマニュアルで定める、
融資先の分類です。
金融庁は、この債務者区分に応じて、それぞれの銀行において、
債務者を格付け(スコアリング)しなさい、
ということになっています。
なので、債務者区分と銀行格付け(スコアリング)は、
まずもって、異なるものなのです。
とはいえ、このふたつの分類は、連動しています。

では、債務者区分と銀行格付け(スコアリング)は、
どのように繋がっているのでしょうか?
こちらをご覧ください。
Saimusyakubun

銀行格付け(スコアリング)は、銀行によっても異なるのですが、
上の表が、代表的なパターンです。

今回、UFJが東芝の債務者区分を要管理先に下げました。
要管理先とは、要注意先に入るものの、
そのなかでは最もランクの低い債務者区分です。
10段階の銀行格付け(スコアリング)で言えば、
下から4つめの、「リスク高く管理徹底」という
格付け(スコアリング)に該当します。
金融庁の債務者区分では、この要管理先以下の区分を、
「不良債権」と位置付けています。
当然、新たな融資は、業績回復以降でないと、できなくなります。

つまり、三菱UFJは、東芝への融資を不良債権と判断したのです。
その経緯についても、
「短期融資を繰り返している現状は、
返済猶予に応じているのと同じであるから」
としている記事がありました。
返済猶予が3ケ月以上続いている場合、
要管理先=リスク高く管理徹底、となるのです。

東芝へ融資している金融機関は、80行以上です。
三菱UFJが債務者区分を要管理先に下げたことで、
他行も追随する動きが出てくると思われます。

中小企業においても、
延々と短期借入を繰り返しているケースがあります。
それは多くの場合、借りる力があるのではなく、
銀行の都合で貸してくれているだけ、なのです。
自分たちの都合が悪くなれば、
容易に格付けを下げ、これ以上は融資しない、となります。
そうなると、にっちもさっちもいかない、
という中小企業が、今もあるのです。

東芝VS銀行団の戦いを、他人事とせず、
自社のことをよく考えていただきたいのです。

(古山喜章)

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2017年5月10日 (水)

高額の役員退職金を出すために③

創業者あるいは“中興の祖”と呼ばれる方に、
高額の退職金の支払いを
お手伝いする機会が多くあります。

高額退職金での問題は、実は2つあります。
(1)退職金を支払うまで
(2)退職金を払ったあと

色々な相談を受けていると、
意外にも(2)でお悩みになる会社が多いのです。

税務上、
実質的に退職した場合は、退職金として損金に計上できる”
ことになっています。

これまで代表取締役として、会社に大きな影響を与えた方、
創業者や中興の祖と呼ばれる経営者が退職する場合は、
通常、この方法を選択します。

この方法をとると、
代表権は外したとしても、取締役として残ることは可能、
なのです。

一番多いのは、
代表取締役社長 → 取締役会長
というパターンです。

取締役として残る理由はさまざまですが、
取引先や金融機関など、対外的な信用を気にして、
という場合もありますし、
会社内(他の役員、従業員)のことを考えて、
取締役としてとどまるケースもあります。

ですが、一番多いのは、
ご本人が「取締役でいたい」とおっしゃる場合です。

代表権もなし、取締役でもない、
となると、これまでの権限、権力がすべて奪われて、
何もできない、従業員が言うことを聞かない、
というように感じられる方がとても多いのです。

こういう場合は、取締役として残ったとしても、
“実質的に退職した”と思われるように、
色々なことに気を使わなければならないのです。

具体的には次回に続きます。

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2017年5月 9日 (火)

銀行管理になれば、どうなるのか?⑤

東芝と銀行団の交渉を見ていると、
交渉というよりはむしろ、
東芝は銀行管理の下に陥っている、といった様子です。
では、会社が銀行管理になると、
どのようなことが起こるのでしょうか?
その地獄を見た経営者の実話をもとに、書かせていただきます。

⑤状況が変われば、銀行の態度も変わってくる

債権者から罵声を浴びつつも、
耐え忍ぶ日々が続いてゆきました。
そのような厳しい経営状況のなか、
捨てゼリフを吐き捨て、去ってゆく従業員もいれば、
再建へ向けて協力してくれる従業員もいたそうです。

そうこうするうちに、
資金繰りは少しずつながらも、改善してきました。
長く暗いトンネルも、前へと進めば、光が見えてくるのです。
そのような状況のもと、若き経営者は、決意しました。
銀行借入の返済減額猶予を受けてはいたものの、
その減額に上乗せして、返済してゆくことを決意したのです。
わずかながら、上乗せ返済を続けました。
これまでの経営姿勢を改めることを、行動で示したのです。

このことにより、銀行の態度が少しずつ変わってきたそうです。
そもそも、長く暗いトンネルに入って、数年間を経過していました。
銀行の支店長や担当者も、すでにリスケジュール開始時点とは、
異なっていたのです。
つまり、新たな担当者たちにとっては、
自分たちの責任で招いた不良債権処理では、ないのです。
回収のメドが出始めたなら、
あまりそのことに時間を費やしたくないのです。

毎月実施していた、
各銀行へ出向いてヒアリングを受ける調査も、
経営再建に送り込まれたアドバイザーの来社も、
2ケ月に一度、3ケ月に一度、と、頻度が少なくなりました。
さらには、取り巻く経営環境にも、復調の兆しが見え始めました。
今後の売上げ見通しが立ち、
返済財源の確保がより明確になってきたのです。
となると、今度は、リスケジュール期間中でありながらも、
銀行の新たな担当者は、新規融資を促してきたのです。

何よりの変化は、銀行側から会社へ来るようになったことです。
それまでは、まるで警察へ出頭するかのような気持ちで、
若き経営者は、銀行へ出向いていたのです。
銀行員の態度も、ガラリと変わりました。
再建中の銀行員は、絶えず腕組みをしながら厳しい表情で、
何を言ってもふんぞり返るような態度だった、そうです。
それが、状況が好転してくると、
絶えず笑顔で、前かがみの姿勢になっていったそうです。

過去の経営姿勢を改め、
再建へ向けて地獄のような日々を過ごしたものの、
やがて嵐は去ってゆきました。
当然ながら、銀行管理に陥った際に味わった苦しみを、
若き経営者は、二度と経験したくはありません。
今なお、再建途上ではあるものの、
腐敗したような同族臭が漂う経営からは、
完全に抜け出し、奮闘邁進の日々を送っているのです。

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2017年5月 8日 (月)

好きなことをして生きていく

私の処に毎月PH Pの雑誌が送られてきます。
心が落ち込む時には良い本だと思いますが、
タイトルを見て?  ハテナと思うことがあります。

表題の「好きなことをして生きていく。」 です。
多くの人々は、好きなことをして生きていけるのでしようか?
今の世の中、好きなことをしていては生きていけないと,思うのですが。
しかし、75才のこの年になってみて、初めて実感として,
自分は好きな事を仕事にして 今日迄やってきたな―と思えます。

経営コンサルタント45年たちました。
「この仕事好きですか?」と質問されたら
「ハイ大好きです」 と答えられます。
「好きでこの仕事に入られたのでしようか?」と質問されたら、
「何もわからずにこの仕事に着いたのです」が正直な答えです。

先輩から田辺昇一先生の80年代の「経営原理」を読んだらと渡されたのです。
その頃の私の悩みと先生の体験がかぶさったのです。

丁度、新聞に田辺経営の人材募集の広告が目に入り履歴書もって応募したのです。
試験もなく、岡本部長.太田専務の面接だけですぐさま合格決定されたのです。
資格も経歴もない私が直ぐさま 経営指導部に配属されたのです。

直ぐに先輩に連れていかれたのは、
遊休土地でのボウリング場開発市場調査でした。
その頃はボウリング場の最盛期でした。

私の下した結論は、「止めなさい」でした。
入社半年にもならない私の意見を上司部長は、採り上げてくださり、
依頼者の説得も行ったのです。
1年後には、私の診断が正しかったことが証明されたのです。

それからは大変です。
私の処に仕事が嫌になるほど押し寄せたのです。
理由はレジヤー産業、小売業、外食産業、経験者のコンサルタントがいないため、
札幌から沖縄まで 私を各支社長が指命してくるのです。
「好きな事」していたでしょうか?

他のコンサルタントの皆は、その業種、業態が解らず、とにかく井上に聞け!
と引っ張りだこだったのです。

私とて、すべてが解らず、先輩,同輩に負けたくないの一心で仕事をしたのです。
休みも取れず、家族もかえりみず疲れはやがて精神力を溶かし始めます。

36歳に胆嚢炎で、出張先の東京で激痛にみまわれました。
1ヶ月の入院となったのです。入院して考えは変りました。

私が仕事をやらないと誰も出来ない、私が稼がないと、業績に影響が出る。
と思っていたのですが何の影響も出ませんでした。

変なうぬぼれがあったのです。
しかし、死ぬほど無理をして働いていたのはなぜだろうか?
と思ったのです。

人様に求められる人間というのは、やはりうぬぼれ、になりやすい。
しかし、リクエストされる仕事、商売はいいな~と思ったのです。

つくづく病室で思ったのです。 もうこれは天職と思わないといけないか!
今更、惑ってどうなるものでなし、社会に出てもう少しで50年になります。
世に通用する技術も身についたのではないだろうか!
好きな道イコール楽な道では決してありません。

「一処懸命」 好きな言葉です。
目の前にくる仕事を懸命に丁寧に片付けていけば、信用が増すのです。
信用が増すと信者ができるのです。儲けが転がりこんでくるのです。

一つの処に仕事を決めて、コツ、コツやるのですね。
つらかった、はずかしかつた、イヤだった、それでもやった。
うまくいくはずがいかないと思ったがうまくいった。

この仕事やってみて好きだったんだな~と思えるのです。
そうなんです、儲けが転がりこんでくるのです。

(井上和弘)
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2017年5月 2日 (火)

銀行管理になれば、どうなるのか?④

東芝と銀行団の交渉を見ていると、
交渉というよりはむしろ、
東芝は銀行管理の下に陥っている、といった様子です。
では、会社が銀行管理になると、
どのようなことが起こるのでしょうか?
その地獄を見た経営者の実話をもとに、書かせていただきます。

④債権者の罵声が、今も耳から離れない

銀行を通じて派遣された、経営支援アドバイザーは、
無慈悲に淡々と指示を出します。
“債権者の方々には、会社の状況を伝えて、
 支払の減額先延ばしをお願いしてください。”
経営者は凍りつきました。
経営状況が悪化している状況はもう、
うわさレベルでそれなりに知れ渡っています。
そこへ足を運ぶのです。
罵声を浴びる場面が、頭の中を駆け巡ったそうです。

気が重いなか、経営支援アドバイザーが淡々とたたみかけます。
“おたくら、これまで贅沢三昧してきたんだから、
 しかたがないでしょ。
 銀行への返済がリスケで減額先延ばしなんだから、
 債権者にも協力をお願いするのは、当然ですよ。”
アドバイザーと言っても、
銀行を通じて派遣されている、元銀行員です。
結局、彼らが最優先する任務は、
銀行が貸したカネを、全額回収すること、なのです。
そのためにできることは、すべてさせるのです。
考えてみれば、当然のことです。
融資全額回収のため、
経営者の気が重くなろうと、精神的ダメージを受けようと、
何の関心も、慈悲もないのです。
金貸しに、忖度(そんたく)はないのです。

経営者は、債権者の元へ足を運び、お願いして回りました。
債権者からの、感情的な非難の嵐が待ってました。
“お前らの都合で、なに勝手なこと言ってんだよ!”
“経営が危険なら、全額すぐに払ってくれ!
 お前んとこがつぶれたら、ウチもそのカネがパーじゃないか!”
“あんたらの親戚みんな、いい車に乗ってるじゃないか!
 すぐに売ってカネ作って、早く払ってくれ!”
いい車など、すでに売ってありませんでした。
しかし、そんなこと言っても、何の言い訳にもなりません。
罵声を浴びようがなんだろうが、
地べたに頭をこすりつける気持ちで、
お願いしてまわるしか、なかったのです。

そしてある日、債権者が複数集まる場へ、
支払の減額先延ばしのお願いにいったときのことです。
若き経営者は、またも数々の罵声を浴び、頭を下げて耐えていました。
そのとき、ひとりの債権者が言いました。
“まあこうなったのも、お前のオヤジの世代のツケや。
 なあみんな。彼もかわいそうじゃないか。
 自分の責任でもないのに、こうやって頭を下げてるんだ。
 彼をそこまでののしる必要ないじゃないか。”
地獄に仏とは、このことです。
経営者は、涙が止まらなかったそうです。
理不尽な苦しみを受け入れ、それに耐える若き経営者の姿に、
理解の手を差しのべる人物は、いつか現れるのです。

経営者は、苦痛の日々を送りながらも、
債権者の理解を少しずつ得てゆきました。
しかし、債権者から受けた数々の罵声は、
今も耳から離れないそうです。

一方、リスケジュールを実行中でも、
振込など、実務面での銀行取引は継続しています。
そこにも、銀行管理の状況が進むにつれ、
変化が表れてきたのです。
(つづく・・・)

(古山喜章)

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2017年5月 1日 (月)

あぶない社長 思い上がり社長

私鉄の駅前から顧問先に向かおうとタクシー乗り場に歩いていました。
市長選挙中らしく、宣伝カーから応援演説の声がきこえてくる。
アレ! 
聞きおぼえのある声です。

そちらの方を見ればマイクを持ってしゃべっているのは、
これから訪問しようしている、
アパレルメーカ―株式会社キュートの浅丘 功社長ではないか!

本日、面会するのは、オーナーである会長の神田宗一郎氏なのですが、
平素からは大衆を顧客にする商売人は、政治に顔をつっこむな!
と申し上げています。
右も左も 皆、お客様になるのだからと・・・・

神田会長に浅丘社長の行動は良くないと苦言を呈したのですが、
「地域の若手経営者の会の代表をさせているのでしかたがないよ!」
私もその会のOBだしね。との言です。

現浅丘社長は、いわゆる雇われ社長、彼の造り出すデザインの商品はことごとくヒットしている。

会長の神田氏は、趣味人、東京や海外に出掛け会社留守にする事が多い。
社長職を浅丘宇氏に譲り、優雅な人生をおくっておられる。

浅丘社長には 率直に
「君は決して自社株を持ったオーナーではないよ! 
神田会長の了解を得てあるといっても地域だけでなく、東京の全国本部の部会長までやるのは問題だよ!本業に専心しないと・・・
商品開発だけが経営でなく、販売チャネル、人事労務、資金財務、
若い君にとって学ぶ事は多く、好きな事だけに目を向けたらいけないよ。」

2006年頃から世の中の風調が一気に変り出しました。
ファストファッションと言われる安い大型直営小売店、デパート売場の衰退等々。
株式会社キュートの業績は、坂を転げ落ちるように悪化し、
赤字に落ち込みました。神田会長もだまっているわけにはいきません。
浅丘社長に経営改善対策、のレポートを求めたのです。

提出されたレポートを見ましたが、
全くの改善策になっておらず、具体的ではなく、
今迄の年度方針の延長みたいなもので、文章力もあったものではないのです。

今までの方針書は部下の者が書いており、
その人物が数ヶ月前に浅丘社長の行動に不満をいだいて退職していたのです。

対策を建てられないだけでなく、経費の使い方も、交際費2千万円、
海外旅行に1千万円、会長がやるから私もとばかりに、
私事にお金を使っていたのです。
社員の人心もがた落ちだったのです。

やり手の社員が社長をまかされる事は、
今日 中小企業でも多くあるようになりました。

電鉄グループのホテル開発にピッタリついて好業績だったA工務店の雇われ,やり手A社長、大型量販店の内装工務店のB社長など、
何故か、ちょっと景気が良いだけで自分の実力でもないのに有頂天になって、
自分の好き勝手な行動をしてしまうのでしょうか? 
身の程をまきまえた行動というものがあるはずです。

たとえ自社株を持ったオーナーであっても、
いつまでも好業績が続くわけがありません。
株主や幹部社員の目を意識しないのでしようか?

小物の人間ほど地位に溺れやすく、自分の懐の金を使わず、会社の金を使う。
そんな小物社長は部下の信頼をなくし、顧客を失うものです。
たちまち首を切られ、一人路頭に迷っても、そう簡単に職と待遇は待っておりません!

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