売るな!⑦
売りに急ぐな! 販売ルールを決めてから―。
売りに急ぐ、せっかちな会社は、
必ずといっていいほど在庫過多になってしまいます。何故か?
販売第―の会社の幹部は、多量発注が好きなのです。
何故か?
仕入単価が安くなる。粗利益がとれる。仕入会社にいい顔ができる。
接待を受けられる。
現実は、昔のような「多量仕入 → 多量販売」となりません。
時代が変り、安くっても多量には売れない環境に変ってしまっています。
不良在庫になった商品・製品・原材料は どこに どうしまわれているか?
です。
何処に?
どんな状態で?
何ヶ月?
倉庫代は?
仕入責任者も、許可した営業責任者もすぐそのことを忘れてしまうのです。
×印のついたデッドストック(死在庫)については
3月 1日の福岡先生のリレープロブを参照して下さい。
特別損夫に持ってゆく事により金融機関からの自社への評価が上ります。
在庫の評価は、損益計算書に表われないので販売第―の会社は、
損益計算書は黒字になっていても、資金操りは、悪化に陥ります。
倒産会社は、必ず在庫過多になっているのです。
(井上和弘)
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