中間決算の時期です⑭
⑭経理業務を見直す
これまで中間決算について、
財務対策という点でお話ししました。
中間決算の数字を見て、
下期の対策を考える、といったものの、
そもそも、中間決算の数字は、いつ頃出来上がるのでしょうか?
10月の初旬でしょうか?中旬でしょうか?
あるいは、10月末でしょうか?
11月にならないと数字が出せないでしょうか?
これは何も中間期に限ったことではありませんが、
会社経営では、数字を早く掴む、
ということがとても大切です。
「うちは、なぜこんなに決算の数字がしまるのが
遅いのだろうか?」経理に確認ください。
「預金の通帳の記帳にまだ行けていません」
「仕入先からの請求書がまだ来てません」
「得意先からの支払通知がまだ来ていません」
「棚卸の数字が固まりません」
決算が遅れている会社は、こうした声があがりますが、
どれもみな、理由としてはおかしいのです。
銀行にいかなくても、ネットバンキング(ファームバンキング)
で、パソコンから預金残高は確認できます。
どこの会社も、
「仕入は納品されたとき」「売上は出荷したときに」
計上することになっています。
納品データ、出荷データに基づいて、
経理処理すれば、請求書の到着は関係ありません。
いまは、検収処理や出荷処理をすれば、
自動的に仕入や売上が計上される、
というシステムが一般的です。
棚卸は必ず期末日にやる必要もありません。
期末日に近い土日に、倉庫担当以外にも従業員をあつめて、
一斉に棚卸することです。
少人数で時間をかけてやるものではありません。
・あみやき亭(焼肉チェーン)
・アドヴァン(建材の輸入販売)
この2社は3月決算の上場会社です。
この2社は、いつも4月1日に決算発表しています。
規模の大小、上場・非上場は、
決算スピードとなんの関係もないのです。
(福岡雄吉郎)
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