中間決算の時期です⑩
中間決算をすると、年度予測ができる。
利益が出そうなら、早めに対策してください、
と申し上げました。
対策は、必ず契約書、稟議書などの
エビデンスを残すようにしてください。
中間期にもぜひやっていただきたいことは、
在庫(棚卸資産)の廃棄です。
棚卸は最低半期に1回は行い、
半期ごとに、不要な在庫は整理します。
店舗の什器、工場の機械なども、
半期ごとに見直してみるのもよいでしょう。
社内の稟議書、あるいは取締役会の議事録で、
在庫処分、什器処分に関するエビデンスを残してください。
1年に1回、期末に集中して稟議をあげている、
という会社が多いかもしれませんが、
中間期でも同じようなことをしてください。
年度決算でやっていることを、
中間決算でもやっていただきたい、
ということです。
あとは、グループ会社との取引価格の見直しなども、
中間期で行ってみるのもよいと思います。
原材料、人件費などは、
ときどき見直しされていますか?
グループ会社との取引価格には、家賃も含めて、
数年前に決めた価格をずっと使っている、
見直しすることを考えたこともない、
という会社をときどきお見かけます。
価格改定に関しては、契約書、覚書など
エビデンスを残してください。
特にグループ会社間の取引は、必ず残してください。
少しの手間が大きな効果を生むのです。
(福岡雄吉郎)
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