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2017年12月19日 (火)

無防備な決算書が多すぎます②

先般、新著「社長の決算書の見方・読み方・磨き方」を
発売させていただきました。
(出版:日本経営合理化協会)
おかげさまで、好調な出足と好評を得ております。
ありがとうございます。
新刊のタイトルには、
「見られていることを意識した決算書であってほしい」
との願いを込めております。
とにかく、無防備な決算書が多すぎるのです。

②何がなんでも赤字はダメ、と思い込んでいる

見られていることを意識していても、
どこを見られているかを勘違いしていると、
間違った対応をしてしまうことになります。
典型的なのが、
「何がなんでも赤字はいけない!」
と思い込んでいるパターンです。
銀行がみているから、
経営審査で見られるから、というのが理由です。

なので、営業利益、経常利益から、
税引前利益、純利益に至るまで、赤字にしてはいけない、
とおっしゃるわけです。
そのような社長が、実際には、まだまだおられるのです。

このブログの読者の方々はおわかりのように、
黒字にしておきたいのは、営業利益と経常利益です。
税引前利益と純利益は、銀行にせよ、経営審査にせよ、
評価の対象外なのです。
銀行格付け(スコアリング)のための経営指標の内訳にも、
経営審査のための指標の計算式を見ても、
税引前利益や純利益は、まったく登場しないのです。

つまり、すべての利益を見ているわけではないのです。

見られていないところを磨くことに努力しても、
努力の方向を間違っているのです。

大きな含み損のある土地を売却した!
高額の退職金を支給した!
などとなれば、税引前利益や純利益は赤字になることが多いです。
むしろ、それを狙っているわけです。
それでも、
「帝国データバンクの資料には、純利益が載りますよ!
 それが大きくマイナスだと、点数が下がるんじゃないですか!」
とおっしゃる社長がおられます。

心配ありません。
そのような場合も、純利益マイナスの理由を、帝国なり、
調査会社の者に伝えておけば、評価点が下がることは、ないのです。
法人税が発生しないぶん、
キャッシュフローは潤沢になるのですから。

決算書には、数字をどのように見せるのか、
意図してコントロールできる要素があるのです。
それを知らずに、会計事務所の作るがままにしたり、
見られる部分の誤った解釈による対応に、
ならないでほしいのです。

(古山喜章)

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