2018年の課題と対策 ③
売価の安さを売りに出来なくなる年です。
この24年間、安売りデイスカウンター、
24時間深夜営業で成長してきた企業が多くありました。
価格破壊、営業時間破壊は、我々顧客にとってはありがたく、
その簡便性は多くの支持を得ました。
しかし、人手不足、労務費のアップという難題の前には
この戦略を続行するにはかなり厳しい年になってゆきます。
安さを売りにしていた会社が、価格を上げるのは、
戦略上たやすい事ではありません。
安さを売りにした会社が、価格をアップした商品、
品揃にしても売れるものではありません。
時代環境が大きく変化すると安売り商法は危険なのです。
だから私は平常から、価格競争よりも品質競争に舵を取れと
申し上げているのです。
地理的、時間的距離が近くなっていく現代において
なぜ 日本で安価なものを狙うのでしょうか?
日本人の多くは、衣食住、身の回りの消費材、耐久材に
チープなる物を欲していないのです。
常に競争はあります。
商品力は粗利益率です。
商品力のない売物は、直ちに粗利益率、粗利益高に影響が現れ、
人件費が吸収できなくなるのです。
今日、只今、まともな給与を出せないとなると、
経営がやっていけなくなるのです。
深夜営業のレストラン、小売業は利用者があり、支持されていても
又、社会的に要求度の高い保育施設や介護施設を建てても、
働く人が居なければ存続出来ないのです。
各県の最低賃金などを考えて比較してもバカな事です。
基本的には、太陽が昇り、沈む時間に仕事を終える。
時間外勤務ともなれば優遇されないと、働く人はこなくなります。
付加価値をつけた品質を叫ぶ会社にならないと生き残っていかないでしょう。
(井上和弘)
【事業承継とお金の実務 セミナー開催します】
平成30年3月7日(東京)、平成30年3月13日(大阪)にて、井上和弘による事業承継セミナーを開催します。
顧問税理士が必ず反対する高額退職金、ICOなら出してみせます!
数億円~20億円の退職金を支給するために何をすべきか?
さらに、株価が高すぎてお困りの会社には、奥の手があります。
当日は、私たちICOのノウハウを余すことなくお教えします。
ご興味ある方は、こちらからお申込ください!!
【新刊本 発売しました!】
古山喜章の最新刊
『社長の決算書の見方・読み方・磨き方』が発売されました。
会計事務所任せの決算書では、稼いだお金が残りません!
決算書は、できあがってくるものではなく、意図をもって作るものです。
財務の基礎を学び、実用的な決算対策情報が満載の一冊です!
難しい会計用語は使いません!社長だけでなく、
財務担当の方にもぜひ一読いただき、実務の理解をしてもらってください!
メールにてお問い合わせの方は、こちらをクリックしてください。
【新刊本 大好評です!】
井上和弘の最新刊『承継と相続 おカネの実務』が発売されました。
オーナー経営に精通した井上和弘が生み出した事業承継対策が満載です!
難しい専門用語は一切なし!多くの実例を示して、
あくまでも社長目線でわかりやすく解説しています。
メールにてお問い合わせの方は、こちらをクリックしてください。
« 平成30年度 税制改正② | トップページ | 経営者の「やってはいけない」③ »
コメント