顧問税理士の迷言②
事業承継をお手伝いするなかで、
??と思う税理士さんのアドバイスがあります。
大東テックは、関東地方に本社を置き、
大手機械メーカーの販売代理店を営んでいます。
現在、大東テックは創業者の娘婿が社長を務めています。
業績は堅調です。
ただし、創業者がいまだ株式の70%を持っています。
株価にすると、5億円相当ととても高いのです。
しかもしかも、困ったことに、
創業者は認知症にかかり始めています。
「顧問税理士は何といっていますか?」
「毎年、わずかに贈与税を支払う程度で、
少しずつ贈与をしていきましょう。」
「えっ?いまの株価から考えて、
とてもそんな悠長なことは言ってられませんよ!
しかも、創業者だって、いつどこでどうなるか分からないじゃないですか!」
思わず、声が大きくなります。
「そうなんです、私もそう思います。」
「そう思うなら、どうして対策をとらなかったのですか?」
「顧問税理士には、私から他に何か対策があるのではないですか?
と何度も問い合わせました。
しかし、暦年贈与する以外の方法が出てこないのです。
おまけに、“万一のことがあったら、そのときは・・・そのときです”。
と言われています。」
どんな税理士なのですか?
「この地域の税理士会の会長を務められた方です。
いわゆる名士と言われるような人です。
年齢ですか?
もう75歳くらいですね」
「この顧問税理士のほうが
よほど認知症になっているんじゃないですか?!」
つづく
(福岡雄吉郎)
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