顧問税理士の迷言
事業承継をお手伝いするなかで、
??と思う税理士さんのアドバイスがあります。
大東テックは、関東地方に本社を置き、
大手機械メーカーの販売代理店を営んでいます。
創業者である会長が50年前に
裸一貫で立ち上げ、
現在は、年商30億円、経常利益1億円、
自己資本比率は50%と優良企業に育ちました。
現在の会長は、7年ほど前に代表権を返上し、
取締役会長になりました。
その後、3年前には取締役もおやめになり、
現在、会社に来られることはありません。
「会長」というのは、昔の呼び名の名残りで、
現在の新入社員は、会長の名前すら知らない、
という人間もいます。
会長は、現在80歳、奥様も同じ80歳で、
子供は、長女と次女の2人います。
現在、大東テックは長女の夫が入社し、
社長として采配をふるっています。
社長の努力もあり、近年大東テックの業績は安定しています。
今後、5年内の見通しも安定的という見込みです。
と、ここまでは何も問題ありませんが、
この大東テック、ご多分に漏れず、事業承継が終わっていません。
創業者である会長が、いまだ株式の70%を保有しているのです。
「あぁ、よくある話だなぁ・・・」
と思う方もいるかもしれません。
ところが、一つだけ同じような悩みを持つ他の会社と違う点があります。
それは、
会長に認知症の症状がある、ということです。
完全に認知症の診断が下されたわけではありません。
医者によって、その見方が分かれるようです。
株主名簿を見て、私は社長に、
「なぜ、こうなる前に手を打たなかったのでしょうか?
顧問税理士は、この件についてどういっているのですか?」
と尋ねると、社長の口から、
びっくりする言葉が出てきたのです。
(福岡雄吉郎)
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