不正は、毎日どこかで起きています②
Google(グーグル)を使って、
「着服」「横領」のニュースを集めています。
そうすると、必ず1日1件のペースで、
着服、横領のニュースが入ってきます。
ニュースになるのが1件ということは、
実際には、もっともっと不正が起きている、
ということになります。
実例をご紹介します。
九州地方の中九州病院での事例です。
中九州病院の山田事務長は60歳。
生まれは東京ですが、
病院オーナーと旧知の仲であり、
『手伝ってほしい』と事務長の職を頼まれました。
オーナーとのこれまでの付き合いもありましたし、
ちょうど務めていた会社を退職したこともあり、
心機一転、事務長として九州に赴任することを決意したのです。
中九州病院は、前オーナーの時代には色々と問題があり、
山田事務長は、管理部門の整備を託されたのでした。
期待を裏切ることなく、
山田事務長は持ち前の社交性を発揮して、
現場の人間をうまく巻き込み、
次々に改善活動を実行していきます。
問題社員の整理も円滑に行い、
業績も上向き、経常利益でも30百万円くらい出るようになってきました。
私は病院の監事として、
定期的に訪問していました。
監事というのは、監査役と同じです。
帳簿をチェックするのが役割です。
決算のタイミングで病院に伺ったときに、
年度の決算書ももらいました。
すると、「?」という内容を発見したのです。
(福岡雄吉郎)
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