不正は、毎日どこかで起きています③
Google(グーグル)を使って、
「着服」「横領」のニュースを集めています。
そうすると、必ず1日1件のペースで、
着服、横領のニュースが入ってきます。
ニュースになるのが1件ということは、
実際には、もっともっと不正が起きている、
ということになります。
九州地方の中九州病院での事例です。
決算監査の一環で、
当期の決算書を、前期の決算書と比較していました。
すると、「?」という内容を発見したのです。
『山田事務長、収入(売上)は、
前期に比べて少し減っていますが、
交際費が前期に比べて倍増しています。
4百万円から8百万円程度に増えています。
これはなぜでしょうか?』
『あぁ、それはですね。
当病院は、いま、外科の先生が不足しているんです。
もともと不足気味で、非常勤の先生をかき集めていたのですが、
それでも、やりくりがつかなくなってきています。
でも、当病院のことをよく知ってもらえれば、
先生の確保もできると思っています。
それで、他の病院に勤めている先生たちはもちろん、
隣の市民病院から次の院長候補の先生を呼ぼうと思っていて、
交際費を使っています。
まぁただ、これは必要経費だと思っています。』
山田事務長は、真剣な表情で話をします。
『なるほど、確かに、もともと先生は不足しているし、
何より、病院には、若い先生が全然いないですもんね。
先生の確保は、以前からのテーマでしたしね。』
私も、最初は納得しかけました。
しかし、年間の経常利益が20百万円に落ちているのに、
交際費8百万円は負担が大きいです。
『事務長、一度、交際費の中身を見せてもらっていいですか?』
と話をすると、事務長の顔が一瞬こわばったのでした。
(福岡雄吉郎)
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