退職金の事前相談にいきました
『前期末に退職金をもらいました』
中部地方で大手自動車会社の販売店(カーディーラー)を
10店舗展開している水島グループの水島会長から、
このように言われました。
水島グループの年商は、100億、
経常利益はここ数年3億円前後。
自己資本比率は40%の優良企業です。
『会長、おいくらもらったのですか?』
『はい、2億円ちょっとです。』
『えっ?!たった2億円ですか?
これだけの会社にしたのに?
水島会長は、創業者でしたね?』
役員報酬は決して高い水準にはなかったものの、
私たちの試算では、3.5億程度は、
十分とれる計算でした。
『なぜ、2億円なのですか?』
『いやぁ、税務署に事前に相談に行きましてね。
もともとは、2.5億ほどもらおうと思っていたんですけど、
“高すぎる”と言われまして。
それで、2億円ちょっとにしたんですよ。』
『私たちがお手伝いしたら、
その+1.5億程度は出せましたよ。』
『えっ?そうなんですか・・・
いまから、一旦退職金を戻して、もらい直すことはできませんか?
なんだ、失敗したなぁ・・・』
『そんなむちゃくちゃな・・・
それより、どなたが、税務署にいかれたんですか?』
『はい、娘婿の社長にいってもらったんです。』
次に、娘婿に話を聞くと、思わず、
二度目の『えっ?!』が口から出てしまいました。
(福岡雄吉郎)
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