オフバランス実務②
カーディーラーを展開する田所カーズから
オフバランスの相談を受けました。
創業者である田所会長が言うには、
『当社の土地の半分以上は、含み損を抱えています。
ここはひとつ、資産管理会社をつくりつつ、節税できたらと考えています。』
まずは、現在の土地あるいは建物の時価を調べて、
いくら含み損あるいは含み益があるのか、
調べなければいけません。
ときどき、ご本人の予想と現実が違っている、
という場合があるからです。
不動産の時価は、不動産鑑定士に依頼します。
不動産鑑定士は、鑑定評価のプロです。
難関国家資格であり、権威性があります。
鑑定士による不動産鑑定評価書があれば、
それが、強力なエビデンスとなるのです。
私たちのネットワークには、
日本全国どこでも鑑定できる鑑定士事務所があります。
早速、不動産鑑定士に依頼します。
鑑定士に依頼する場合は、
土地なら、
・登記事項証明書
・住宅地図
・公図または測量図
・固定資産税評価額とその税額(通知書)
建物なら、
・登記事項証明書
・固定資産税評価額とその税額(通知書)
これらが整えば、鑑定士事務所は、概算で評価を出してくれます。
○○○円~○○○円
といったように、幅があります。
不動産評価は、上場株のように取引所があるわけではありません。
すべて相対売買であるので、○○○円と、定められるものではないのです。
不動産価格は、点ではなく、ゾーンなのです。
(福岡雄吉郎)
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