「はやりすたれのスピードは速い」
私はジャスダック市場に株式公開をしております、
サン・ライフ株式会社の社外取締役をしております。
そのことを知っている方から、
「ご葬儀市場はこれから 高齢者社会に突入して景気の良い 業界ですね~~」とよく言われます。
皆さんから 羨望の目をもって言われるのです。
果たしてそうでしょうか?
今、
・仏壇が売れない
・墓地が売れない
・墓石屋が悲鳴を上げている
・お寺経営が成り立たない
・宗教をもたない 宗派が解らない
といったことが発生しているのです。
その中で一番 困っているのが ご葬儀を出さない事なのです。
20年前まで行っていたご葬儀が
少人数で行われる『家族葬』という小規模化してしまっているのです。
要はいくら今 70歳~75歳で団塊の世代というご葬儀の見込み客が
多くあったとしても「長寿社会」になってしまって、90歳前後で亡くなっても、
元の勤め先に連絡しても誰も故人を知らない、知らせても何も影響はない、
近所付き合いも希薄になっている現代では、参列者もないのです。
会場スタイルの大型葬儀はめっきり減少しているのです。
20~40年前にお寺に代わって建設された会館大型設備は
今や 利用度が減少しているのです。
土地、建物を借金で購入した企業は、
売上高と借入金が同額になってしまっています。
まさかこんなに売り上げが落ちてしまうとは考えていなかったのですね。
郊外型のパチンコ店やレストランの郊外型も
同じように過大投資を借入金に頼った会社は、同じように苦しんでいますね。
お客様の行動様式の変化は、私たちの考えより速く変化してゆきます。
対策は「スクラップ&ビルド」です。
早く対応して、ニーズのなくなったビジネスは撤退すべきです。
(井上和弘)
【新刊本 発売しました!】
古山喜章の最新刊
『社長の決算書の見方・読み方・磨き方』が発売されました。
会計事務所任せの決算書では、稼いだお金が残りません!
決算書は、できあがってくるものではなく、意図をもって作るものです。
財務の基礎を学び、実用的な決算対策情報が満載の一冊です!
難しい会計用語は使いません!社長だけでなく、
財務担当の方にもぜひ一読いただき、実務の理解をしてもらってください!
メールにてお問い合わせの方は、こちらをクリックしてください。
【新刊本 大好評です!】
井上和弘の最新刊『承継と相続 おカネの実務』が発売されました。
オーナー経営に精通した井上和弘が生み出した事業承継対策が満載です!
難しい専門用語は一切なし!多くの実例を示して、
あくまでも社長目線でわかりやすく解説しています。
メールにてお問い合わせの方は、こちらをクリックしてください。
« 意外に知らない税務調査③ | トップページ | 銀行金利 あの手この手 »
「経営」カテゴリの記事
- 百聞は一見にしかず⑤(2023.09.29)
- 百聞は一見にしかず④(2023.09.28)
- 百聞は一見にしかず③(2023.09.27)
- 百聞は一見にしかず②(2023.09.26)
- 百聞は一見にしかず①(2023.09.25)
コメント