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2018年9月 4日 (火)

スルガ銀行問題は他人事ではない

スルガ銀行問題が、収まりません。
創業家である岡野家の資金流用問題まで噴出しています。
前金融庁長官の森氏が
「スルガ銀行はこれからの地銀のモデルだ!」
と声を上げていただけに、
“森のおそまつ”といった様子になってきました。

スルガ銀行問題は、
個人の預金データを改ざんし、
本来なら返済能力のない人物にまで、
融資を行ったことです。
これが世にいう、不適切融資、です。
誰もが、
「それはヒドイ!」と言います。

しかし、似たようなことは、中小企業でも行われています。
決算書を拝見すると、
どう考えても返済能力が欠けているのに、
銀行が資金をジャブジャブ貸している、
という状況を目にする機会があるのです。

銀行は、返済能力の高い低いを、
「債務償還年数」という経営指標で評価します。
計算式は次のとおりです。
(短期借入+長期借入+社債)÷(営業利益+減価償却費)
(3億円÷6千万円)なら、5年、となります。
単位は(年)です。

債務償還年数が7年以内なら、問題ありません。
8年~15年なら、黄色信号です。
融資を受けれても、
銀行は「ああだこうだ」といろいろ条件を求めます。
15年~20年は、赤信号です。
銀行はできれば貸したくありません。
まず、高額は厳しくなります。
20年超だと、まず貸しません。

なのに、計算すると15年や20年超の会社でも、
融資を受けている状況が目に付くのです。
特に地方の銀行です。
それだけ、貸す先が、無いのです。
貸す先がふんだんに有るなら、
債務償還年数のルールに基づいて評価し、
返済能力が低い会社には、貸さないのです。

危ないのは、
その状態が数年以上も続いている会社です。
しかもそのような会社の融資条件は、悪いです。
普通なら借りれないのに、借りれているのですから、
交渉もろくにしていません。
銀行員の言うがまま、の条件です。
当然、金利は高く、担保・個人保証はびっちり取られています。

このような会社は、
今の経済環境が変わったらどうなるのか、
ということについて、次回に書かせていただきます。

(古山喜章)

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