中小企業でもできる、新技術活用術④
④営業マンはタブレットでアプリを活用する
前回、顧客による発注は、
アプリを使ってしてもらいなさい、と書きました。
スマホやタブレットからアプリをダウンロードしてもらい、
そこから発注してもらうのです。
特に、決まった得意先から発注を受ける場合には、
顧客IDによる管理もしやすく、好都合です。
しかし、顧客もさまざまです。
特定の顧客からの注文はほとんどない、
というご商売もあります。
例えば、葬祭業です。
御葬儀が必要になった際に、営業担当が出向いて、
ご要望をお聞きし、見積書を作成します。
このような事業形態においては、
まだまだ手書きの見積書が、多いのです。
で、その見積書を持ち帰り、本部でデータ入力をします。
それだけで、二度手間です。
ご葬儀の場合、参列人数によって、
当日に追加や変更が、必ず生じます。
それも手書きで書き留めて、本部でデータ修正する、
となり、請求書を発行するまでに時間がかかります。
ならば、営業担当がタブレットを持ち歩き、
そのタブレットに、受発注アプリを入れておけばよいのです。
当日に変更があれば、その場で修正も可能です。
実際に活用されている葬儀会社も、増えています。
受発注アプリが入ったタブレットと小型プリンターを、
営業担当が常に持参し、その場で顧客の要望をデータ化し、
見積書をプリントアウトしています。
当然、ホールの空き状況なども、タブレットからの通信で、
その場で確認できます。
葬儀の場合、その後の法要など、
顧客との接点を持つ機会は、何度もあるのです。
その案内をお届けする際のリストアップにも、
葬儀時の初期データがそのまま活用できます。
ここでは葬儀業の例を上げましたが、
自社の場合はどうだろうか、と考えてほしいのです。
大企業だけが取り組んでいるのではありません。
革新技術への抵抗の薄い企業が、取り組んでいるのです。
他社よりも早くやるから差別化になるし、
生産性向上の新たな形を、見出せるのです。
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