システム化はどんどん進む。今から スピードは速くなる
その頃、我が家の電話機は、
黒の指で回すアナログな電話機でした。
平成元年までそれでした。
あの頃は 電電公社でしたし、電話機も岩崎通信ともう一社が製造、
電話会社も一社でしたし、簡単に付けてくれませんでした。
電話債権なるものを買わされたのです。
産業革命なるものが起こるとき
・不要なる産業、仕事
・不要なる部署
・不要なる人材
が発生するのです。
私の周りに発生した例は
・富士フィルムに代表されるそれまでのカメラ
・ブラウン管の入ったテレビ
今や、カメラはデジタル化、テレビは液晶に
どこを見てもこの2つの商品の旧型は見かけませんね。
これに携わっていた部品メーカー、下請けメーカーは
経営者も従業員も塗炭の苦しみを味わいました。
第4次産業革命 人口知能(AO)の入ったロボット機械が
中小企業の現場にどんどん入りだしています。
経理は、Eタックス業務でP/L B/S C/F資料も皆
ノンライテイング、ノンペーパーが可能になり、
弁護士も判例資料の検索業務もロボットが捜してくれるようになり、
病院の先生も頭の中にあるわずかな経験実例を考えるより、
全世界の実例に中からビッグデーターから処方を探し出してくれる
ビッグデーター利用の時代になるのですね。
要はホワイトカラーの実務もブルーカラーの実務も皆、
ロボットが助けてくれる時代が来るのですね。
産業廃棄物の処理工場の上を流れるゴミを
鉄・アルミ・紙・ガラス・布 分別回収したといいつつ、
まだまだ人手に頼っている工場でも、
あと5年もすれば機械がやってくれる時代が来るでしょう。
3K業務は 一番 働く人が不足しています。
全部がロボットで解決するとは思いませんが、
かなり今よりも進化して、人手を少なくしていくことは間違いありません。
1994年 ボストンのマサチューセッツ工科大学のラボを
私が団長で見学したことがあります。
1つのラボは主婦が冷蔵庫の前に立つと、
主婦の頭の中に描いた献立を認識し、
冷蔵庫の中の材料とでロボットが2~3つの献立を考えてくれる
研究をしているチームはありました。
もう1つのグループは、壁一面に白い厚紙で作られた風車が
50個ほど回っています。
50個皆 回るスピードが違います。
早く規則正しく回る風車と今にも止まりそうな風車があるのです。
「これは何ですか?」 との問いに
「50人の病人患者の状態です」
「あのゆっくりで止まりそうな風車は?」
「はい 死にかかっている病人です」
とんでもない研究を20年前には 行っていたのです。
(井上和弘)
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