中小企業でもできる、新技術活用術⑱
⑱社有車にはドライブレコーダーを設置する
テレビ番組に登場する衝撃映像で、
自動車に設置されたドライブレコーダーの映像が多くなりました。
運転中、車の前をずっと取り続ける撮影機器のことです。
特に事故発生時の事実確認には、大いに役に立ちます。
そのドライブレコーダーを、社有車にも設置していますか、
ということです。
車の運転時は密室になるので、個人の運転癖が出やすくなります。
だからこそ、事故発生時のことを考えると、
ドライブレコーダーを設置しておいてほしいのです。
どのような事故で、会社がリスクをかぶるかわかりません。
その際にも、映像記録があるかないかで、
事故対応にかかる手間は、変わってくるのです。
運転手を多く抱える運送会社では、
画像記録だけでなく、急ブレーキ、急発進など、
危険な運転記録の有無も、データとして記録できます。
私たちの顧問先の運送会社でも、
運転記録を日々本部で回収し、
ドライバーの人事考課に役立てています。
それに、ドライブレコーダーがあることで、
危険な運転に対する抑止力となります。
やはり、「見られている」と思うと、
誰しも無理な運転は控えるものです。
結果、事故も減り、
毎年の保険料も安く抑えることができるのです。
自動車は今後もどんどん進化します。
もはや走る通信機器です。
社有車すべての映像をリアルタイムで、
遠隔地でも見ることができる時代が、すぐそこに来ているのです。
なのに、ドライブレコーダーを設置していなければ、
従業員が荒っぽい運転をしようが、
どこかに車を止めて寝ていようが、
パチンコ屋に入ってさぼっていようが、
チェックのしようもないのです。
不良社員を生み出す元です。
運転時の記録を抑えることは、
リスク管理や行動管理に繋がるのです。
社有車のディーラーにでもお願いすれば、
手配をかけてくれるはずです。
値段も出始めの頃に比べて、かなり下がっています。
中小企業だからこそ、常時活用してほしい機器なのです。
(古山喜章)
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