中小企業でもできる、新技術活用術⑯
⑯インターネットバンキングを活用する
「インターネットバンキングを活用しなさい。」と言うと、
「いまどき、使っていない会社ありますか?」
と、すでに運用済みの会社にすれば、感じるかもしれません。
しかし、まだまだあるのです。
特に、現金出納業務を長年アナログ式で行っている、
ご高齢の方がおられる会社などで、存在するのです。
インターネットバンキングを使ったほうが、
早いし、振込手数料も安くなるケースが多いです。
それでも、わざわざ銀行の窓口やATMで振込をします。
「ネットバンキングを使えばいいじゃないですか?」
と言うと、
「どうも、インターネットはこわいんです。」
「何がこわいんですか?」
「情報がもれるとか、あるでしょ。」
などとおっしゃるのです。
思わず、
「銀行振り込みで、もれてまずい情報あるんですか?」
と言ってしまいそうになります。
その人は、そもそもアナログ人間です。
インターネットやメールも、自分ではほとんど使わないのです。
そのような方が、経理業務に関わるのは、今や罪です。
合理化が一向に進まないのです。
利便性に触れることなく、
ネット絡みのトラブルや事件ばかりが目に付いているのです。
で、「インターネットはこわい。」と思い込んでいるのです。
それにもうひとつ、
インターネットバンキングを使わず銀行に行く理由があります。
外に出たい、ということです。
外に出て一息つきたい、というのも、
理由のひとつとして挙げられるのです。
私も個人の口座でインターネットバンキングを活用しています。
残高や明細をいつでも確認できるし、振込もすぐにできます。
移動中などに使えて、便利です。
加入する銀行によりますが、月何回までなら振込手数料は不要など、
メリットもあります。
会社でインターネットバンキングを利用するには、
銀行担当者に言えば、内容の説明や手続きまで進めてくれます。
その際に、振込手数料のメリットも、確認すればよいのです。
同時に、もしインターネットの利用に自信がないのなら、
わかる若手に同席してもらえばよいのです。
新たな技術に流れが大きく変わっているのに、
古いやり方を抜け出せないという方は、
もはやその業務を担わないほうがよいのです。
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