借金に頼るな!
ミスリードする税理士が またまた 出現している。
「その節税が会社を殺す」松波 竜太郎税理士です。
この人は 別の出版社から「借入は減らすな!」
という本まで出しているので 罪は深い
「無借金経営は 死へのカウントダウン」
「低金利で借りて 手元資金をとにかく厚く」の項目が見える
私は 「会社が倒産しないか!」 ばかり考えています。
確かに「大きければ」「有名になれば」「上場すれば」倒産しないだろうか?
否!
大きいほどアブナイ借入が多額になっています。
有名になれば、上場しても、周りの目を気にして、
稼ぐ本質の行動をせず、外部・見栄を気にしだします。
金融機関は寄ってきて、貸し付ける
時代が求める新規商品、半導体製品開発に成功し、急成長し、
収益もすこぶる良くなる。
土地・新工場が必要となり、多額の借入金を調達して目を見張るような
近代的新工場を建てる。創業15年は夢を見るがごとき成長である
借入金も総資本(左側)の40%を占めているが、
返済においても何ら問題はなく、推移している。
そして、経営的に安心感がやがて慢心感に変わって行った時、
そこで生れる製品は時代がどんどん進むスピードについていけず、
気が付けば必要のない部品製品に落ちて行っている。
通信機器、映像機器において使われていた製品は、ゼロになっていく場合がある。
何も工業品だけではない。
外食産業、レジャー産業等でも大きな投資を行っても、
一気にお客様がいなくなって利用されない設備と借入金が残ってしまいます。
売上高が100の時に借入金40は怖くはない。
しかし、その売り上げが40に減った時、借入金が40であれば、
たちまちに倒産の危機にあってしまう。
そんなことはあまり「ない!」と思っておられれば幸福ですが、
私の目の前にそんな経営者が多く訪ねてこられるのです。
借金が好き、銀行が好きな経営者が多くいらっしゃるのが不思議です。
私は、自分のお金が好きですし、銀行や証券会社が好きではありません。
(井上和弘)
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