周年行事のDVD
あけましておめでとうございます。
今年も皆さまのお役に立てるような、
様々な情報、ニュースを、平日は毎日発信いたします。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
さて、顧問先I社は今年で創業40年を迎えます。
現在の会長が、たった1人で始めた会社は、
気づけば全国10拠点を構え、従業員は200人以上、
年商も50億円にまで成長しました。
業界的にも、その会社にも決して派手さはなく、
目立たずコツコツと毎期成長してきました。
現在は、創業者の長男が社長として
かじ取りを担っていますが、
規模が拡大し、若い社員も増えてきたため、
創業当時の志、苦労などが見えにくくなっています。
ちょうど40周年行事を開催するので、
社内DVDを制作して、式典で流して、
当時を振り返ることをしよう、
という流れになりました。
「社長、40周年記念行事はいかがでしたか?」
「はい、おかげさまで無事に終わりました。」
「DVDも、放映されたんですよね?
DVDは、プロの方に頼まれてましたよね?」
「はい、DVDはプロの方に頼みました。
やはり、プロの方は違いますね。いい出来栄えでした。」
「そうですか、よかったですね。」
「はい。ありがとうございます。
ところで、このDVDですが、
顧問税理士の先生から、1枚あたりにすると50万円ほどするので、
備品で計上して、減価償却してください、と言われています。
私は、なんとなく違うような気がしますが、そんなものですか?」
「いえ、おそらく税理士の先生は、
1枚10万円以上のため、“固定資産に計上する”と考えられたのでしょう。
しかし、10万円以上であれば、何もかも固定資産、とはなりません。
1年以上使わなければ、経費として落とせます。
そもそも、周年行事のDVDは、その場限りですよね。
それが販売促進で使えるわけではありませんし。
だから、これは経費で落としてしまって問題ありませんよ。」
固定資産であげる必要があるものは、
使用可能期間が1年以上で、かつ、10万円以上のもの、なのです。
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