あけましておめでとうございます。
貴台におかれましても新春を清々しくおむかえのことと存じます。
本年も幸多かれと心より祈念いたします。
2018年、日本経済においては、米中貿易摩擦の余波を受け、
業績維持に苦しむ企業が多発しました。
また、原油価格の高騰、各地での天候・震災被害の発生、人材不足、
労務コスト増加などが、各社の経営に襲いかかりました。
加えて、不正融資やデータ改ざんなど、企業統治が問われる不祥事が
相次ぎました。この真因はいずれも、売上拡大主義にありました。
売上高を追うほど、総資産は膨張し、組織は疲弊することを実感できた
一年でした。
昨年度、わがICOにおいては、高額退職金の支給、種類株式の導入、
M&Aの支援等、特に事業承継に関わる支援業務を数多くさせていた
だきました。経済的負担なき事業の継続に、その一助となるべく、
邁進させていただきました。
2019年は元号変更や消費税率増が控えています。人出不足・労務
コスト高も、まだまだ続くことでしょう。この厳しい労務環境を乗り
越えるには、中小企業であっても、デジタル化、システム化、ロボット
化をさらに推し進めるべきです。
AIやIoTの活用が急拡大する環境に適応すべく、中小企業の仕事の
やり方も、大転換が必要なのです。今年度も、投資減税は継続されます。
人員投資よりも設備投資を優先し、減価償却をより多く計上して、稼い
だお金がより多く残るよう、取り組んでほしいのです。
これからの一年、ICOでは、次の3点に注力いたします。
1.事業承継・相続問題への対策
2.ノンペーパー(紙無し)、ノンライティング(手書き無し)、
キャッシュレス(現金削減)への対策
3.超低金利時代の終焉に備えた財務改善対策
設立35周年を越え、今年度もますます精進させていただきます。
株式会社アイ・シー・オーコンサルティング
井上和弘 古山喜章 福岡雄吉郎
« 株式の整理は想定外の連続です⑫ | トップページ | 周年行事のDVD »
「経営」カテゴリの記事
- 2、貯めてはいけません(2023.02.02)
- 1.売りに行ってはいけません(2023.01.26)
- 2023年のうちに進めておきたいこと④(2023.01.13)
- 2023年のうちに進めておきたいこと➂(2023.01.12)
コメント