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2019年1月15日 (火)

ミスリード本の過ち⑤

銀行から借りまくれ!
という類のミスリード本が絶えません。今も
「節税・無借金経営は今すぐやめなさい」(久保龍太郎著)
という本が書店に並んでいます。
その中身を拝見すると、
なぜそのようなことが言えるのか、理解できない過ちが、
多々あるのです。

⑤運転資金は月商の3~6ケ月分

この本では、次のように書かれています。
「運転資金を月商の3~6ケ月分借りられることを
 目標にしましょう。それだけあれば、
いざというときもなんとかなります。」

月商の3~6ケ月分も現預金を持ち、借入金があるなら、
「すぐ返済に回しなさい!」
と私たちなら指導します。
そもそも、多くの業種で、
現預金をそんなに抱える必要はないはずです。
私たちは、月商の0.5ケ月で回るようにしなさい、
としています。

「回収期間が長いので、ムリです。」
というのなら、回収期間を縮める交渉が経営課題です。
「給与の締めと支払い日の関係で、0.5ケ月はムリです。」
というのなら、給与の締め日や支給日の見直しが、
経営課題となります。
要は、運転資金の借り入れなどするな、と言いたいのです。
販売代金の入金で運転資金を回せるようにすることが、
資金繰りの対策なのです。

借入してまで現預金をたくさん抱えることは、
本来の対策ではありません。
負債が増えて、余計に危険な状態に陥るだけなのです。
いざというときほど、銀行は返済回収を急ぎます。
そんな非常時に、大きな借金を抱えている方が危険なのは、
わかりきったことです。
なのになぜ、そのほうがいい、と書くのか理解に苦しむのです。

不動産物件獲得など、どうしても急な資金が必要なら、
常時借入することなく、当座貸越契約を結んでおけばよいのです。
そうすれば、必要資金を一時的に確保できます。
常に大きな借金をし、金利を払ってまで現預金を抱えるのは、
銀行が喜ぶだけの、愚策にすぎないのです。

(古山喜章)

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