事業を売却します⑨
近畿地方で製造業を営む(株)山川の社長から
事業譲渡の相談が入りました。
買い手である(株)森村との間で、
6億円という金額で基本合意書を結ぶことができました。
その後、(株)山川では、
買い手である(株)森村に事業を譲渡した場合に、
誰が森村に移籍することになるか、
山川社長はじめ幹部陣で、喧々諤々の議論が行われました。
山川社長も、さすがに疲労の色がにじみます。
「いやぁ、今回の件、従業員の反応はマチマチですね~。
(株)森村への移籍について、
もろ手を挙げて賛成する者もいれば、
“行きたくない”と反対する者もいます。
当社に残ってほしいなぁ、
という人材が残ってくれればいいのですが、
そううまくはいかないですね。
“この人は、森村に移籍させたい”と思っていても、
“私は、この会社がいいんです!”なんて言いますから。
それなら、もっとやる気出せよ!
と言いたくなりますね。。。
あの人がアッチに行くのなら、
私は行きたくない!という人間もいて・・・
そうした従業員のリクエストをいちいち聞いてたら、
いつまでたってもこれを実行できませんので、
適当なところで対応するしかないんですよね・・・
でも、おかげさまでようやくヒトの問題にも
メドが付きました。」
もうあとは特に面倒なものはなく、
契約を迎えるだけになりました。
ところが、契約書を作成する最後の段階になって、
また1つ問題が発生したのです。
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