キャッシュを増やす①
使えるお金を、いかに増やすか?
はどの会社にとっても、共通のテーマです。
これをキャッシュフロー経営ともいいます。
キャッシュフローは、どう計算するのでしょうか?
一番わかりやすいのは、
前期の現預金残高と比較することです。
一目瞭然、現預金がいくら増えたか、減ったか、が分かります。
しかし、残高を比較したって、
どういう理由で増えたか、減ったかは、
分かりません。分かるのは、結果だけなのです。
そこで、世間では、
「キャッシュフロー計算書」なるものがあります。
大きな会社では、これが作られるのですが、
これはこれで、かなり分かりづらいものです。
パッと見ても、意味がサッパリ分かりません。
実際作ろうと思っても、とても難しいものです。
だから、簡単な計算方法として、
『営業利益+減価償却費』
これでキャッシュフローを計算します。
これは特に、銀行が格付けを行うときにチェックするものです。
減価償却費は、費用に計上されますから、
その分、営業利益は減ることになります。
でも、減価償却費をいくら計上しても、
実際にお金が出てゆくわけではありません。
なので、お金の動きを計算するときは、
これをプラスする必要がある、ということなのです。
キャッシュフロー(1年間でお金がどれだけ増えたか、減ったか)
の計算方法は、何通りもありますが、
この計算方法が一番簡単なのです。
これを見れば、キャッシュフローをよくするには、
営業利益を稼がなければいけない、
ということです。これは、当たり前すぎる話です。
実は、もう1つ、この計算式には表れてこないのですが、
大切なことがあるのです。
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いつもお世話になっております。
消費税の件でこんな記事を見つけましたが
本当なのでしょうか?
現在、賃貸で家賃を払っています。(同じ敷地に駐車場10台)
賃貸物件に駐車場が含まれる場合には消費税非課税取引ができる。
駐車場と賃貸物件が一体として契約されている場合は駐車場を含めた
全てを非課税と扱って良い。
これって消費税は払わなくて良いということでしょうか?
投稿: | 2019年3月17日 (日) 13時01分
コメントいただいた件ですが、課税、非課税かは借りている物件、
駐車場の状況などによって変わってきます。まずは、顧問税理士の先生に、記事の内容を見せられて見解を仰がれるのがよいと考えます。
駐車場付住宅として借りているもので、1戸当たり1台分以上の駐車スペースが確保されているなどの要件を満たした場合で、家賃に駐車場代が含まれているのであれば、非課税になると考えます。
投稿: 福岡雄吉郎 | 2019年3月18日 (月) 07時20分