あと10年でガソリン車がなくなるのですって?
2006年 欧州 主にドイツを中心に経済視察団の団長として
20数名の経営者を引き連れて ミュンヘンにおりました。
その時、今後20年後の自動車はどうなっているかの討議をしていたのです。
①ガソリン車がまだ 幅をきかせている
②ジーセル車が 中心になっている
③ガソリン+電気のハイブリッド車が中心
④電気自動車が中心になっている
⑤水素ガス車である
この様に5つの意見で侃々諤々の討議であったことを思い出します。
コーディネ―ターをおねがいしていたドイツ通の人は
フォルクスワーゲン ベンツはジーゼル車に方向を決めて研究・開発をしているという意見で、
かなり激しくこのジーゼルの正当性を述べていました。
私はガソリンであれ、ジーゼルであれ、炭素系エネルギーは、
今後 絶対にダメになると反論したのです。
その中で水素エネルギーが主体を占めるであろうと言われる方もいらっしゃいました。
水素はH2Oの水でも分るようにH水素を造るには簡単であり、
安値で出来るという理由なのです。
私は、その方に質問しました「水素を使えば廃気ガスはどうなるのですか?」
「水として廃棄ガスのようにでます 害にならないからいいのです!」と
私は「この車社会のドイツで多数の車が冬に走ったら 水がチョロチョロ出れば、
道路はアイスバーンで事故にならないでしょうか?」とチャチャをいれました。
私の意見はハイブリットで進む、やがて電気になるのではないか、
電気自動車は力が出ないとの意見があれど、
30年後には電気自動車のモーターも強力なものが発明されるのではないかと申し上げました。
今や自動車産業100年に一度の大変革期が生まれ、
グーグルのようなIT企業が自動車産業に入ってきて、
それらが従来の専門メーカーを脅かしているとか、
全く私には信じられない業界になってしまい、
世界の投資家たちはこの産業に投資を避ける傾向さえ見せているらしいですが・・・・
自動車運転の新しい潮流は
Connect インターネット接続
Autonomous 自動運転
car sharing (short-term rental of cars カーシェアリング
electric 電動化
というCASEだとか
2040年頃には 仏・英ではガソリン車 デイーゼル車の販売禁止を発表しているし、
中国もそうなると言われています。
がんばれ日本!
早く草々に新エネルギーにシフトして、技術を高めて欲しいものです。
2006年 VW本社にて
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