財務・経理担当もICO式財務を学んでほしい
社長がICO式財務をセミナーや書籍で学んでいるのに、
いざ決算書を拝見すると、
「役員の退職金が販売管理費に入っているじゃないですか!」
などということがあるのです。
お聞きすると、
「すみません。
経理担当に任せていたら、そうなってしまいました。」
などとなるのです。
最終チェックをできていない社長も悪いのですが、
せっかく学んだことを、肝心の財務・経理担当が理解していない、
ということが、案外多いのです。
決算書は税務署に見せるためだけでなく、
融資を受けている銀行にも見せます。
その銀行での格付け(スコアリング)をよくして、
融資条件を有利にしておくには、営業利益を最大化する、
ということが必要になります。
格付(スコアリング)をよくしておくこととで、
金利が下がり、その分、稼いだお金が残るのです。
そのための施策を決算書作成時に行うには、
決算書づくりの実務を行う担当も、
同じことを理解しておいてほしいのです。
「本は読ませたのですが…。」
と言うものの、当人に聞くと、
「すみません。よく覚えていないんです…。」
などとなったりします。
結局、本を読ませる程度では、身に付かないのです。
本を読ませ、セミナーに通わせ、事前に打ち合わせをし、
進行状況を互いにチェックする。
そして、意図したとおりの決算書ができたところで、
銀行交渉をし、良い条件を獲得する。
このような小さな成功体験を重ねることで、
経理・財務担当は、ICO式財務を習得してゆきます。
6月20日(木)大阪 帝国ホテル
6月27日(木)東京 目黒雅叙園 にて、
日本経営合理化協会主催にて、わたくしのセミナーを開催します。
「決算書 見方、読み方、今年の磨き方」
詳細・申し込みは、こちらから。
決算書の見方から、銀行対策・税務対策まで、
ICO式財務の実務をわかりやすく講義させていただきます。
ぜひ、経営者だけでなく、経理・財務担当の方にも
ご参加いただき、ICO式財務への理解を深め、
実行できる人材を、社内に増やしていただきたいのです。
(古山喜章)
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