自社のB/S面積グラフは業種に合っていますか
ICO式財務では、貸借対照表を面積グラフにします。
「井上式B/S面積グラフ」と呼んでいます。
このグラフだけで、経営者の90%がわからない、という
貸借対照表を、皆さん、わかるようになるのです。
現金、売掛金、機械設備、土地、建物、
そして借入金など、自社の財務状況が一目瞭然となり、
みなさん「このグラフはすごいですね!」
と驚かれます。
で、B/S面積グラフで見て初めて、
「うちはメーカーなのに、不動産屋みたいな財務体質だな。」
「うちは卸売業なのだから、土地・建物は自前で持つ必要ないな。」
などと、自社の財務体質の現状を、
目の当たりにすることができるのです。
財務のメタボ体質などを、自覚するのです。
数字だけの貸借対照表をいくらながめても、
そのようなことが見えてこないのです。
要は、財務体質が自社の業種に見合っておらず、
借入金が過剰に膨れ上がり、
資産は多くの含み損を抱えていたりするのです。
そのことが面積グラフから見えてようやく、
「借入金を減らそう。」
「うちの業種に不要な土地・建物を別会社に売却しよう。」
となり、財務体質の改善へと動き出すのです。
財務体質は、業種ごとに異なります。
メーカーなら機械設備は必要ですが、土地は要りません。
サービス業であれば、固定資産はまったく不要です。
飲食店など現金商売であれば、
不要な借入金をしてまで、現預金を多く持つ必要がありません。
業種ごとに、あるべき財務体質は異なるのです。
「うちはどの業種の財務体質にすべきか。」
を知り、財務改善に取り組んでいただきたいのです。
6月20日(木)大阪 帝国ホテル
6月27日(木)東京 目黒雅叙園 にて、
日本経営合理化協会主催にて、わたくしのセミナーを開催します。
「決算書 見方、読み方、今年の磨き方」
詳細・申し込みは、こちらから。
セミナーでは、
業種ごとに財務体質はどうあるべきなのか、
講義をさせていただきます。
そしてセミナー会場では、
B/S面積グラフを作成できるフォーマットを差し上げます。
また、作り方を記載した書籍も贈呈いたします。
皆様のご参加を、お待ちしております。
(古山喜章)
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