中小企業のデジタル化は遅れています 営業編②
世間ではAI、IoTの記事があふれています。
が、中小企業ではまだまだ、
それ以前のデジタル技術の活用が、遅れているのです。
営業編②エクセルファイルをどこでも見れるようにする
今や、作成したエクセルファイルは、
事務所にいてもいなくても、どこでも見れる時代になりました。
ノートパソコン、タブレット、スマホなど、
使うデジタル機器を問いません。
そのためには、
インターネット経由で見れるようにするための、
ファイルの保管庫が必要になります。
それが、クラウドサーバーです。
クラウドサーバーを使ったファイル保管サービスで、
代表的なのは、ドロップボックスとエバーノートです。
サイボウズのガルーンなども、同じ機能を持っています。
使っている会社にすれば、どうということはありません。
しかし、まだこのような環境を整えれていない、
中小企業があちらこちらにあるのです。
「うちはまだ、そういうことができていないんですよ。」
「遅れています。」
などと平気で言われます。
それでも、エクセルを使っていない、
という中小企業はほぼありません。
しかも必ず、
そこそこ使いこなせる社員が、会社内に数人はいます。
つまり、どのような中小企業でも、
数人程度のデジタル社員は、存在しているのです。
もし、クラウドサーバーの環境が整っていないなら、
そのような社員にお願いすればよいのです。
「うちでもドロップボックスが使えるようにしてほしい。」
と。
試しに導入する程度なら、導入コストはかかりません。
使える人数を増やし、保管できるデータ量を増やすと、
使う人数や保管データ量に応じて、
コストがかかります。
エクセルは今のところ、業務ツールとしては、
まだまだ最強の存在です。
データ資料、グラフ、計算など、
営業マンならそれなりに使いこなしているはずです。
加えて、クラウドサーバーにアクセスできれば、
作成したエクセルファイルをどこでも見れるし、
タブレットやノートパソコンで、
目の前の顧客に見てもらうこともできます。
ファイルデータをお互いに見ながら、
本部や顧客との電話もできます。
それはもう、標準的な備えなのです。
せめてこの程度のことは、
営業人材が必要であるならば整えて、
各営業マンが、使いこなしてほしいのです。
クラウド環境を整えても、使いこなせない社員がいるなら
難なく使いこなす社員が助けれるように、
してあげてほしいのです。
(古山喜章)
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