「借りたら返すな!」著者との対談が掲載されました。
この3月、ダイヤモンド社より、
「社長!カネ回りを良くしたければ、銀行の言いなりはやめなさい」
を出版させていただきました。
余計なおカネは借りるな!
借りたものは返せ!と申しております。
一方、同じダイヤモンド社からの出版書籍で、
「借りたら返すな!」という、
税理士先生の書いた本があります。
借りれるときに借りれるだけ借りて、
返せないならとことん長引かせればいい、
という内容です。
タイトルや書籍の帯にある言葉を読むと、
この2冊は、正反対のことを言っているような本です。
で、ダイヤモンド社が
「それならいっそのこと、このお二人に対談してもらいましょう。」
となり、その対談記事が、
ダイヤモンドの書籍オンラインのホームページに、
二回に分けて掲載されました。
一回目はこちら
二回目はこちら
事前に申し受けていたのは、
「両著者の書籍販売が目的なので、
お互い、激論にならないようにしてください。」
とのことでした。
なので、対談記事そのものは、
やんわり、ゆるく、という感じになっております。
著者の大久保先生曰く、
「私のお客様は、20代から30そこそこの、
スタートアップ企業ばかりです。
長く経営を続けるというより、売れる会社を作って
さっさと売ってしまう、という思いの経営者が多いです。
その部分が、古山先生のお仕事とは、
まったく異なるところだと思います。」
とのことでした。
当然、企業規模もまだまだ小さい顧問先が多く、
事業そのものが安定期にさえ入っていない会社が多い、
とのことなのです。
とはいえ、借りたものは返さなければなりません。
この書籍の内容のように、
借りれるうちに、借りれるだけ借りろ!
と言うのは、結局、企業体力を蝕むだけです。
加えて、題名は「借りたら返すな!」
ですが、実際には「返すな!」とは書籍に書かれていません。
返せないなら、約定どおりに返さず、
リスケをしてでも長引かせなさい、という内容です。
読者の目を引かせるべく、衝撃的な題名になったのだと思われます。
ご興味あればぜひ、対談記事をお読みください。
(古山喜章)
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