回収サイトが短くなっています
売掛金の回収サイトを短くしましょう、
と申し上げています。
回収サイトが長いと、
短期借入金を借りることになってしまいます。
しかし、回収サイトを短くする、
というのは、口で言うほど簡単な話でありません。
まずは、言ってみることが大切、と言うものの、
現場の営業マンからすれば、
そもそも誰に話をしたらよいか、分からない。
そのレベルからスタートしなくてはいけません。
また、実際に交渉のテーブルについても、
単に「短くしてください」では、いけません。
「何を言っているのですか?」と
一蹴されてしまいます。
口で言うほど、簡単ではないのです。
ところが、びっくり!
最近は、こちらが何もしなくても、得意先のほうから、
「回収サイトを短くします。」
と言ってくれるケースが増えているのです。
先日訪問したP社では、
住宅大手の大和ハウスと取引があります。
もともとの取引条件は、
20日締めの当月末支払い、でした。
しかし、当月末に支払われるのは、
現金ではなく、手形です。
しかも、その手形が長かったのです。
ところが、今年度に入り、
大和ハウスから、支払期日変更のお知らせ、
が届きました。
その内容は、
変更前・・・20日締め当月末 手形払い
↓
変更後・・・月末締め翌月15日 現金払い
というびっくりするものでした。
なんと翌月15日には、現金で回収できる、
という条件に変更になったのです。
なぜ、このようなことが起こっているのか?
背景については、次回説明します。
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