中小企業のデジタル化は遅れています 小売り・外食業 ①
世間ではAI、IoTの記事があふれています。
が、中小企業ではまだまだ、
それ以前のデジタル技術の活用が、遅れているのです。
小売・外食編① セルフレジ
東京・大阪のコンビニでは、
セルフレジを見かける機会が増えてきました。
自分でバーコードを読み取り、その場で支払処理をします。
多くは有人レジとは別に1~2台設置している、
というパターンです。
最初は説明書きを読みながら、セルフレジを使いました。
しかし、慣れるとなんのためらいもなく、会計処理を済ませれます。
基本、バーコードを読み取り、支払いするだけです。
簡単なのです。
ICタグを活用したセルフレジも増えてきました。
有名なところでは、ユニクロです。
当初は、GUだけでしたが、
今は主要都市のユニクロで、
ICタグのセルフレジが導入されています。
先日、使ってみました。
商品の入ったカゴを置けば、一気にタグを読み取ります。
あとは支払いを済ませるだけです。
現金でもクレジットカードでも対応可能です。
この店舗では、セルフレジのみが4台並んでいました。
そこに、サポートするスタッフが1名、いました。
これまでのレジなら、4台稼働すれば、
スタッフは4名必要でした。
それが1名で済むのです。
この人員減だけでも、管理コストは削減されます。
賃金や旅費だけでなく、社会保険料、制服代、ロッカー代、
健康診断、その他福利厚生等々、人が減れば、
さまざまなコストが削減されるのです。
しかも、セルフレジにシフトは関係ありません。
24時間対応可能です。
機械からブラックと言われることもなければ、
セクハラやパワハラもありません。
人事考課や昇給も、必要ないのです。
ユニクロでのICタグの単価は、約10円と言われています。
商品1点につき、約10円のコストがかかる勘定です。
なんでもそうですが、導入事例が増えれるほど、
単価は下がってゆきます。
5円くらいになれば、爆発的に増える時が来る、
と考えるのです。
そのときに遅れをとらないよう、
特にアパレルや小売業の方々は、今のうちから、
セルフレジの導入を検討してほしいのです。
もう対応しています、という会社は、
今よりもどう進化させればお客様が喜ぶか、
を考え、セルフレジメーカーに要望を出してほしいのです。
(古山喜章)
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