中小企業のデジタル化は遅れています 小売り・外食業 ②
世間ではAI、IoTの記事があふれています。
が、中小企業ではまだまだ、
それ以前のデジタル技術の活用が、遅れているのです。
小売・外食編② キャッシュレス対応
外食店舗では、支払いは現金のみ、
というお店を今もみかけます。
会計時に次のようなやりとりがあります。
「カードでいけますか?」
「すみません、うち現金のみなんですよ。」
「ああそうなんですか、わかりました!」
「ありがとうございます!」
「ごちそうさまでした!!」
と気持ちよく言って差し上げ、現金支払いで対応します。
このようなやり取りを、今も時折経験するのです。
が、心の中で、こうつぶやきます。
「面倒くさい店やなあ…。次はないな。」
クレジットカードや電子マネーに慣れてしまうと、
心の声はこうなります。
よほどの差別化があり、そこでしか味わえない、
というメニューやサービスがあるならともかく、
多くの場合は、それほどでもありません。
なので、私のなかでは、そのようなお店は、
「現金しかダメな店」という
脳内ブラックリストに入ってしまいます。
まず、二度と行かないでしょう。
変わりのお店はいくらでもありますから。
恐らく、カードや電子マネー対応をしないのは、
手数料がかかるから、あるいは、
入金が遅れるから、ということなのでしょう。
しかしその一方で、せっかく来店していただけても、
リピートしてもらえないお客が少なからず、いるのです。
この損失に気づいていないのが、残念なのです。
今や、コンビニでの少額支払いでも、
クレジットカードで払う人をみかけるようになりました。
口座引き落としは後日になるし、ポイントもたまるからです。
スイカやペイペイなど、電子マネーも増えてきました。
政府もキャッシュレスを進めています。
つまり、顧客のニーズや国家の方針は、
キャッシュレスへ向けて進んでいるのです。
なのに、現金対応のみ、というのは、
取り巻く環境の変化をとらえることができていない、
ということなのです。時代遅れなのです。
キャッシュが減れば、現金管理の手間も減ります。
会計でのトラブルやクレームも減ります。
会計の回転が速くなります。
しかも、キャッシュレスのニーズは、着実に増えています。
ニーズが増えれば、手数料もやがては下がってきます。
入金も、楽天やスクエアなら、翌営業日に入金されます。
外食店舗であるならば、
現金のみの対応などすぐにやめて、
時代のニーズに合わせた対応を、お願いしたいのです。
(古山喜章)
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