回収サイトを縮めましょう その11
愛知工業(仮)が得意先のY社に、
売掛金の回収サイトの短縮交渉を行いました。
当初、Y社の財務課長も前向きな姿勢を見せていたものの、
「少々確認したいことがございまして、
お手数ですが、本社へお越しいただけませんか?」
と連絡がありました。
当日、本社で面談を行った際、
開口一番次のように言われました。
「先日のご希望ですが、
リクエストにお応えすることはできません。
前回の打合せのときに、
当社が愛知工業さんに支払っていない(未払いの)代金があって、
ご迷惑をおかけしている、というご指摘がありました。
そのあとで、弊社内で調べたところ、
実は、その分については、愛知工業さんから請求書を受け取っていない、
ということが分かりました。
こういうことがある以上、
弊社としては、そういうお取引先からのご要望は受けかねます。」
要するに、こちらの不手際があって、
そういう不手際をおこすような取引先は信頼できない。
だから、そういう信頼できない先からのリクエストなど受けることはできない、
ということですね。
「えっ・・・・」
その事実はこちらも把握していませんでした。
というか、それが事実かどうかも??です。
しかし、ここで、「請求書を出した、出してない」と
争っても平行線のままです。意味がありません。
前回、財務課長は前向きな回答でしたが、
おそらく、上層部に話を持っていったときに、
「NO」となったのだと思います。
それで、何か理由を探さなければいけない、
ということで、このようになったのかもしれません。
「さすが、大企業だなぁ・・・。」
こちらの営業部長も「・・・・」という状態です。
さてさて困りました。
(福岡雄吉郎)
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