中小企業のデジタル化は遅れています 設備型労働集約サービス業 ④
世間ではAI、IoTの記事があふれています。
が、中小企業ではまだまだ、
それ以前のデジタル技術の活用が、遅れているのです。
設備型労働集約サービス業④ お掃除ロボットの活用
家庭用では、お掃除ロボットがかなり普及してきました。
ICOの事務所でも、2台のお掃除ロボットが活躍しています。
デコボコした床は苦手ですが、平坦な場所なら、
結構つかえます。
設備型労働集約サービス業で、
このようなお掃除ロボットを特に使ってほしいのは、
介護施設です。
介護施設は、とりわけ清潔を求められる場所です。
しかも汚れやすいです。
スタッフも利用者も歩き回り、24時間稼働しています。
なので、定期的に清掃をすることになっています。
しかし、ご存知のとおり、介護現場は極度の人員不足です。
清掃をする予定であっても、介護サービスの必要が生じると、
やはりそちらを優先します。
そのため、清掃がおろそかになりがちなのです。
ならば、お掃除ロボットを使えばいいのです。
それも、
運用している施設で重宝がられているのは、
充電スタンドに自分で戻るタイプのロボットです。
それなら、ほとんど放置状態でも、床清掃はまかせれます。
「いやぁ、そのタイプは高いですよ。」
と言われますが、何より、ヒトがいないのです。
ないものを調達する方が、結果的に高くつきます。
お掃除ロボットなら、よりどりみどりで購入できます。
また、
「利用者がロボットにつまずいてケガを負わせるかもしれません!」
という声もあります。
しかし、歩いている利用者も、スタスタ歩く人はいません。
ゆっくり歩いておられます。ロボットの動きもゆっくりです。
ロボットがよけるし、利用者も慎重に歩いておられます。
お掃除ロボットが集めたゴミの処理は必要ですが、
それは人間がやっていても、同じことです。
ならば、このようなロボットを活用してほしいのです。
介護スタッフは介護業務に少しでもおおく専念できるよう、
配慮してあげたほうが、喜ばれるはずです。
介護施設だけでなく、
病院、ホテルや、大規模商業施設などでも、
お掃除ロボットはもっと活用されてもよい、
デジタルアイテムなのです。
(古山喜章)
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