関電問題を考える
もし、高額の紹介料(手数料)をもらったら(?)
世の中の習慣として お世話になったらご挨拶料として金品を送るということは常にあります。
お客様を紹介してビジネスが成約するということは
紹介者の信用による口利きにあるので、当たり前の儀礼です。
中には紹介されておいて、経過報告もしなければ
成否の結果すら報告してこない無礼なビジネスマンが存在します。
とはいえ、今回のような恫喝的モンスターからの法外な金品を贈られてくると
返却するわけにもいかず、おそらく方法がわかっていないのではないでしょうか?
かって、国鉄総裁であった石田礼介氏を描いた城山三郎の小説
「粗にして野だが 卑ではない」に中に書かれていたと思うのですが、
私の生涯の座右の銘にしている
「恒産なくして恒心なし」という言葉が確か 出てきます。
これが私が大切にしている言葉です。
しっかりした自分の経済基盤がないから、
やましいお金や不明なお金にすぐに手を出すのです。
あいつは「金にきれいな奴だ」と言われないといけません。
過分な接待を受けたら、何かかたちでお返しすればいいのです。
もらいっぱなしはいけません。まして、法に触れることはしてはいけません。☆注1
私が個人的に何百万円、何千万円の金品をいただいたら まず会社に入金します。
そして、領収証を送ります。いかなる名目でいただいたのか
エビデンス、法に触れないかを考えます。
私の場合、著作、原稿料は会社に入れます。
過分なお車料は会社に入れて領収証を送ります。
使い道はそれから考えればいいのです。
☆注1
背任行為になります。
取締役は民法、商法の誠実義務違反、善管注意義務違反を知らねばなりません。
(井上和弘)
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