中小企業のデジタル化は遅れています 設備型労働集約サービス業 ⑦
世間ではAI、IoTの記事があふれています。
が、中小企業ではまだまだ、
それ以前のデジタル技術の活用が、遅れているのです。
設備型労働集約サービス業⑦ ユニフォーム管理のデジタル化
ホテル、病院、介護施設、冠婚葬祭サービス業など、
働く人が多い職場での困りごとに、ユニフォーム管理があります。
制服や白衣の類です。
各人への支給枚数と稼働枚数が合わない。
誰に何を何枚支給したか、よくわからない。
誰のどのユニフォームが洗濯に出ているのか、わからない。
妙に余っているユニフォームがある。
退職者のユニフォームが返ってこない。
退職者のユニフォームを着用している者がいる。
などなど、
ユニフォーム管理はアナログで行っていると、結構な手間がかかるのです。
とはいえ、管理を怠って行方不明のユニフォームがあると、
それはそれで大変です。
そのユニフォームで不正侵入が行われ、
トラブルや事件の元になることがあるからです。
なので、この業種におけるユニフォーム管理は、
よりいっそう、気づかいが必要なのです。
大手ホテルなどでは、バーコードやICタグを貼り付けた
ユニフォームを使い、制服管理システムを導入して管理するのが、
標準化されてきています。
一方、中小規模では、まだまだ人海戦術に頼るケースが多いです。
ユニフォームの業者に問い合わせてもよいし、
“制服管理 システム”と検索すれば、
バーコードやICタグによる管理システムのホームページが
ズラッと出てくるので、いずれかに問い合わせてみることです。
システム化されていなければ、総務などの管理部門が、
エクセルで台帳ファイルを作成してユニフォーム管理している、
ということかと思われます。
この業種に関わらず、メーカーや小売・外食業でも、
ユニフォーム管理はあろうかと思われます。
そのようなことで管理部門の労務コストを費やすより、
もっと前向きなことに時間を使ってほしいのです。
で、単純な現状把握のためのユニフォーム管理業務は、
システムをうまく活用してほしいのです。
(古山喜章)
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