不況の5K
業績が悪い会社は、総じて売上至上主義、
売上が上がれば、利益が出ると信じ、
B/Sは無視、P/Lしか見ていません。
ところが、P/L全般を見ているかというと、
全くそんなことはなく、
売上しか見ていない場合が、圧倒的に大きいのです。
赤字店舗、赤字商品があるにもかかわらず、
売上が落ちるからと、そこにメスをいれません。
「売上が上がらないとお金が入ってこないでしょう」
「でも、赤字でしょう。
入ってくる以上に、出てゆくお金のほうが多いんですよ!」
このように申し上げても、
「次の支払のお金がなくなる・・・」などと、
真面目にお答えになります。
それから、業績が落ちてくれば、
当然、役員報酬は下げなければいけません。
しかし、これもまた、下げようとしません。
さらにそういう会社に限って、
会長、社長が月に300万円とか500万円ももらっています。
さらにさらに、自分の報酬は下げずに、
従業員の賞与をカットしているのです。
やっていることがもうめちゃくちゃです。
ある意味、赤字になるのも当然です。
それから、不況時には、5Kを見直す必要があります。
①広告宣伝費
②交際費
③交通費(旅費)
④会議費
⑤会費
業績がわるい会社は、まず間違いなく、
これらの経費が多いのです。
(福岡雄吉郎)
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