モバイルオーダーを使ってみました
最近、大手外食チェーン店で導入され始めている、
モバイルオーダーを使ってみました。
自分のスマホでオーダーし、
店内でテーブルに貼られたQRコードを読み取れば、
注文も支払いも完了する、というシステムです。
全店導入している、すき家で試してみました。
まず、自分のスマホにすき家のアプリを事前に取り込みます。
同時に、クレジットカードを登録します。
カードを登録することで、注文時に支払い完了、
という流れができあがります。
私が店に入ったとき、客は私だけで、
店員もミャンマー人1人でした。
なので、店内ガラガラなら、
モバイルオーダーなど使う必要はないのですが、
お水をもってオーダー伺いにきたスタッフに、
「試しに使いたいから、モバイルで注文させて。」
とお願いしました。
事前登録したアプリをたちあげ、商品を注文し、
テーブルに貼られたQRコードを読み取りました。
実に簡単です。
厨房側で、ピンポン!とチャイムが鳴りました。
この時点で、オーダーと支払いが完了しました。
スマホ画面にも、完了の注文データが現れました。
ところが!トラブルが発生しました。
注文が、2人前になっていたのです。
事前にアプリ登録する際に、試しに注文データ画面を
いじっていたのですが、そのデータが残っていたようで…。
ミャンマー人スタッフに説明したところ、
どうすればよいかわからず、
「一人前は持ち帰りにしましょうか?」
とにこやかに言ってくれたものの、
今ここで食べてさらに持ち帰っても、食べれないし…。
「こっちが間違えたから、1人前だけ作って。」
と伝えたところ、その場で店長に対応確認の電話をしてくれました。
結局、間違えた1人前分は、現金で返金してくれました。
ありがたいものの、
「この500円、どう処理するのかな…。レジ誤差かな。」
などと考えながら、受け取りました。
わかったのは、店に入る前にアプリで注文データを
入力しておき、店内でQRコードだけ読めばよい、
ということです。
もう二度と、同じ間違いはしないでしょう。
すき家はこれまで、券売機はなく、会計は人が対応していました。
モバイルオーダーなら、客のスマホがオーダー端末になります。
で、会計時の対応は不要です。
特にランチなど、ピーク時にこの運用が増えると、
オペレーションが助かります。
客も、牛丼屋に来るのは、早く終わるからです。
会計待ちがない、というのは、ありがたいのです。
それに、券売機を置く場所もいらないし、
QRコードを各座席のテーブルに貼り、
オーダーシステムと連動させるだけです。
手ごろな価格帯で、回転で稼ぎたい外食店舗には、
今後どんどん増えていきそうなシステムです。
(古山喜章)
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