ブログを読んでやってみました
「中小企業のデジタル化は遅れています」のブログを読んで、
“ウチも手書き・手入力をなくせることはないか”と考え、
やってみました、というご報告をいただきました。
東北地方で卸売業をされている会社です。
システムメンテナンスの更新に伴い、
自社に関わりのある3社に投げかけ、
生産性の低い業務を機械化・自働化し、
人手がかからないように考えました、とのことです。
すると、1社がAI搭載のRPAシステム、なるものを
提案してきたのです。
これまで人的に入力や転記していた作業を自働化する、
といったシステムです。
卸売業なので、受発注伝票や請求書枚数が多いです。
それに、ファックスで届く、手書きの受注書もあります。
手入力や転記作業が、ところどころに発生しているのです。
「ファックス受信はまだなくせないのですが、
手作業での転記や入力はなくなりそうです。」
とのことなのです。
で、デモ機を使って、試してみたそうです。
「手書き受注書や請求書をスキャナーで読み込み、
処理ボタンを押せば、一発で振替処理が完了ました!
感動しました!」
とのことです。
RPAなので、AI搭載型のシステムです。
手書きの読みにくい文字も、最適例で対応し、
人の手で是正を加えれば、精度がどんどんあがります。
人の場合、教えても、同じ間違いを繰り返すことがあります。
しかし、RPAなら、同じ間違いは決してしません。
そう思えば、人に対してよりも教えがいがある、というものです。
クラウド型のシステムで、月額利用料金を支払います。
伺うと、月額7万円なのです。
この値段、どう思われますか?
「毎月7万円も払うなんて!」と思うかもしれません。
しかし、この経営者は違うのです。
「人員が少なくとも一人減るので、月額7万円なら安いです!」
と考えているのです。
ホワイトカラー(管理業務)の仕事は今後、
急速に自働化が進むはずです。
導入が遅れるほど、コストがかかるだけです。
今回報告いただいた会社でも、
「県内では3番目の導入になりそうです。」
とのことでした。
特に地方では、人不足が都心にまして厳しいです。
地方の企業こそ、
人による処理業務の自働化を、進めなくてはいけないのです。
(古山喜章)
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